2021年度企画展(1)「和歌祭―渡物と練物―」について
公開日 2021年04月07日
令和3年4月6日(火)より、企画展「和歌祭―渡物と練物―」を開催します。
紀州東照宮は徳川家康の十男であり、紀州徳川家初代にあたる徳川頼宣が父・家康を東照大権現として祀るために創建されました。頼宣は紀州藩主になる前は父・家康が亡くなった場所である駿府藩主であったことから、家康が死去した直後に久能山東照社の造営や久能山から日光山への家康の霊柩を遷す小祥祭にも深く関わっていました。そのことから頼宣は紀州藩入国後すぐに天海を招いて和歌の浦の地に東照社と天耀寺の造営、および祭式と法会を整えます。
その際創始された和歌祭は、紀州東照宮の例祭として1622年(元和8)からはじまります。和歌祭には、東照大権現の神輿に付き従う渡物だけでなく、全国の東照宮祭礼では初となる和歌山城下町民による練物も登場しました。
本展では渡物と練物を紹介し、現行のものだけでなく、時代の変遷とともに失われた渡物と練物もあわせて公開いたします。
展示見学にあたってのお願い
・マスクを必ずご着用ください。
・入室の際に必ず消毒液にて手指の消毒、検温をしてください。
・展示室内での新型コロナウィルス感染のクラスターを防止するため、展示見学の際には一度の来室人数を最大
5名に制限させていただきます。(多人数の見学者がいる場合は、入室をお控えください。)
・見学される際は、必ず芳名録にお名前、ご連絡先、入室時に検温した体温をご記入ください。
・展示見学は、短時間にしてください。
・資料、展示ケース、壁には触れないでください。
・人と人との距離を2メートル以上空けてください。
・発熱、咳など風邪の症状のある方、体調のすぐれない方は、入室をお控えください。
・新型コロナウィルス感染症に罹患または濃厚接触者と認定され、自宅待機を指示されている方はご来場を
お控えください。
・濃厚接触者(感染が強く疑われる場合も含む)が、同居のご家族等、ご自身の身近にいらっしゃる場合には、
ご来場をお控えいただくなど、感染拡大防止という観点から慎重なご判断をお願いいたします。
関連イベント
和歌祭御船歌・唐人披露
日時:2021年4月14日(水) 12時30分~13時
会場:和歌山大学図書館前
出演:唐舩御船歌連中・和歌山大学留学生
和歌祭見学会
日時:2021年5月16日(日)10時30分~
会場:紀州東照宮境内紀州研ブース(図録の頒布)
※和歌祭の開催が中止・延期になった場合は中止
5月16日の和歌祭は、開催が延期となりました。
会期
令和3年4月6日(火)~5月28日(金)
会場
紀州経済史文化史研究所展示室(西5号館3階)
開室時間
10:30~16:00(月曜日は15:30まで)
閉室日
土・日・祝
後援
紀州東照宮、和歌祭実行委員会
協力
南海電気鉄道株式会社 和歌山支社