「移民の歴史をめぐるシンポジウム:広島と和歌山から」について
公開日 2023年12月27日
令和6年1月21日(日)に、「移民の歴史をめぐるシンポジウム:広島と和歌山から」を開催します。
2009年以来、紀州経済史文化史研究所は和歌山県から海外に渡航した人々に関する資料の調査および公開を通して、和歌山県移民史に着目する取り組みを進めてきました。その活動のもと、和歌山県下に存する機関・団体との連携も深まり、さまざまな活動が点から面への広がりをみせてきたといえます。
2023年度、和歌山県が主催して第2回和歌山県人会世界大会が開催され、世界各地から和歌山をルーツとする人々が一堂に会しました。このような記念の年をふり返り、和歌山をフィールドとする私たちのこれからを考え、新たな学びを得る機会となるよう本シンポジウムを企画しました。
広島県は全国1位の移民卓越県で、とりわけハワイへの移民が多いです。基調講演では、これまで多数の資料を収集・調査し、2020年『ハワイ日本人移民史』を上梓されたハワイ移民資料館仁保島村の館長である川﨑壽氏を講師として招き、同県からハワイへ移民が多い理由やハワイが移民を必要とした当時の状況などをお話しいただきます。移民母県と呼ばれる他県の状況を学ぶことによって、より広い視座で和歌山県の移民の歴史ひいては日本人移民の歴史を捉える貴重な機会となることが期待されます。
テーマ
移民の歴史をめぐるシンポジウム:広島と和歌山から
プログラム
13:10~ 基調講演「知られざるハワイ移民史」
講師 川﨑 壽氏(ハワイ移民資料館 仁保島村館長)
14:40~ パネルディスカッション
コーディネーター 東悦子
14:45~ 「和歌山大学紀州経済史文化史研究所の移民関連資料の収集と展示活動」
吉村旭輝(紀州経済史文化史研究所)
15:00~ 「専門資料を広く知ってもらうために」 樋口日菜氏(和歌山市民図書館 移民資料室)
15:15~ 「ヘンリー杉本の収容所絵画の展示について」 山下奈津子氏(和歌山市立博物館)
15:30~ 「『トランスボーダー 和歌山とアメリカをめぐる移民と美術』展をめぐって」
奥村一郎氏(和歌山県立近代美術館)
15:55~ ディスカッション(30分)
日時
2024年1月21日(日)13:00~16:30
会場
和歌山市立博物館講義室 (和歌山市湊本町3丁目2-2)
定員
50名 先着順です。定員に達し次第、締切ます。
※シンポジウム会場への入場には 、和歌山市立博物館への入館料(一般・大学生100円、高校生以下無料)が
必要です。
申込
メールまたはお電話にて
・お名前 ・連絡先 ・参加人数 をお知らせください。
お問い合わせ先
紀州経済史文化史研究所
メール:kishuken@ml.wakayama-u.ac.jp
電話番号:073-457-7891
協力
和歌山県立近代美術館
和歌山市立博物館