和大産学連携通信 No20(2018年9月号)
公開日 2018年09月27日
目次
1.NEWS
2.第2回糖質応用研究コンソーシアム 報告
3.和歌山大学 産学連携制度紹介
4.和大産連センター活動カレンダー
5.技術相談受付けています
6.編集後記
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1.NEWS
a)MOBIO テーマ別大学・高専合同研究シーズ発表会『計測・センシング編』」 開催報告
和歌山大学から、システム工学部の鈴木新講師の講演と実演がありました。
多くの来場者でにぎわいました。
【日時】平成30年7月27日(金)14:00~17:00
【場所】クリエイション・コア東大阪 南館3階 クリエイターズプラザ
技術交流室B(研究シーズ発表)・ 技術交流室A(シーズ展示会場)
和歌山大学 システム工学部 システム工学科 機械電子制御メジャー 講師 鈴木 新
【テーマ】「光電容積脈波を用いた健康評価」
詳細はコチラをご覧ください
b)「イノベーション・ジャパン2018‐大学見本市」開催報告
和歌山大学からシステム工学部の天野教授が研究成果の展示をしました。
【日時】8月30日(木)~ 31日(金)
【会場】東京ビッグサイト西展示棟 西1ホール
《大学等シーズ展示》
和歌山大学 システム工学部 システム工学科知能情報学メジャー 教授 天野 敏之
「適応的なプロジェクションマッピング による光学イリュージョン」
《大学組織展示プレゼンテーション》
和歌山大学 産学連携イノベーションセンター 副センター長 似内 映之
8/31(金) 13:40~14:00 会場:西1-B 和歌山大学、産学共同体、糖質応用研究
「市場性のある技術の産学共同体による展開」
c) 「和歌山大学/鳥取大学 合同ビジネス連携交流会」開催報告
昨年度に引き続き、第2回目となる当交流会が開催されました。
【日時】平成30年9月26日(水) 午後1時~4時半
【会場】グランフロント大阪 カンファレンスルームタワーC05
【コンセプト】「AI・IoT技術による新たな価値創造へ」
【発表テーマと発表者】 13:20~16:10 (両大学で4件ずつ、計8件)
「ビーコンを用いた見守りシステム」
鳥取大学 准教授 高橋健一
「スキル学習支援環境」和歌山大学 准教授 曽我真人
「自動車旅行を支援する車載器」鳥取大学 講師 徳久雅人
「自動発注問題を題材とした実践的情報技術人材育成の試み」
和歌山大学 准教授 福安直樹
「多様なIoTデバイスとの接続を容易にするインタラクション
フレームワークの設計」和歌山大学 准教授 満田成紀
「3次元距離画像による人物検出と呼吸推定」
鳥取大学 助教 櫛田大輔
「ディープラーニングとLiDARセンサーとの融合による
特定物体の距離推定」和歌山大学 講師 八谷大岳
「知覚できない刺激による誘発脳波を用いた個人識別」
鳥取大学 教授 中西功
【ポスター発表・技術相談】 16:10~16:40
多くの方々が参加して頂きました。ありがとうございました。
d)「大阪府立大学・和歌山大学 工学研究シーズ合同発表会」開催 予告
【日時】平成30年10月30日(火)14:00~18:30(17:00からはポスター発表・交流会)
【会場】岸和田市立波切ホール(大阪府岸和田市港緑町1-1)
【発表会参加費】無料
【交流会】1,000円
【発表者と発表テーマ】
伊原彰紀 講師 ソフトウェア自動検証技術の開発
鈴木新 講師 脈波波形のプロファイリング法
天野敏之 教授 適応的なプロジェクションマッピングによる見かけの質感操作
和田俊和 教授 Neuro Coding/Unification によるDNNのニューロン数削減法
坂本隆 准教授 細胞内精密イメージングを志向した蛍光分子プローブの開発
長瀬賢二 教授 繰り返し構造系に対する波動解析・波動制御
宮川智子 教授 旧産業地域におけるパートナーシップによる地域の森づくりに関する研究
ー英国北西部マージーフォレストを事例としてー
最田裕介 助教 空間周波数分割多重光波を用いたホログラフィックメモリの高速化
宮崎淳 講師 光熱変換顕微鏡による生細胞の無標識イメージング
野村孝徳 教授 定量位相計測のためのランダム位相変調可搬型ディジタルホログラフィ
【Webからの申込】ウェブフォームからのお申込みはこちらからお願いいたします
http://www.wakayama-u.ac.jp/sys/entry_seeds/46/
【E-Mail等からの申込】お名前、所属、電話番号、メールアドレス、交流会参加の有無をご記入のうえ、E-Mail、FAX、あるいは郵送によりお知らせください
〒640 - 8510 和歌山市栄谷930番地 和歌山大学 研究・社会連携課技術支援係
TEL : 073 -457- 8011 FAX : 073 -457- 8000 E-Mail:seeds2018@center.wakayama-u.ac.jp
2. 「第2回 糖質応用研究コンソーシアム」開催報告
9月18日(火)に和歌山大学 産学連携イノベーションセンター 多目的研究室にて「第2回糖質応用研究コンソーシアム」を開催致しました。
山口会長から「グリコシダーゼの逆反応を用いた生理活性オリゴ糖の効率的合成」についての発表と120種類の糖鎖合成のご紹介がありました。
また会員企業様から「新中村化学;伊豫様」と「生化学工業株式会社:高津様」にご発表頂き、特別講演として石川県立大学特任教授 京都大学名誉教授 山本憲二 先生より「糖鎖と微生物の関わり合い」についてご講演を頂きました。
「糖質応用研究コンソーシアム」は和歌山大学教育学部准教授山口真範先生の「糖鎖研究」をコアに大学、関連企業・研究機関などが連携し、主に糖質における研究、製造技術の発展を加速させ、実社会への貢献を目指し、「糖鎖を用いて共に人類の未来へ貢献を」実現していきたいと立ち上げました。
糖鎖にご関心のある企業様、研究機関におかれましては是非ご入会のほど宜しくお願いいたします。
◆目的:糖質における研究、製造技術の発展、実社会への貢献
◆会員対象:製造(食品・化粧品・医薬品など)企業及び関連研究者・学生など
◆申込方法:以下申込フォームよりお申込下さい。
「糖質応用研究コンソーシアム」のご案内
「糖質応用研究コンソーシアム」申込フォーム
≪お問い合わせ先≫国立大学法人和歌山大学産学連携イノベーションセンター 米田則篤
℡: 073-457-7564 mail: liaison@center.wakayama-u.ac.jp
3. 和歌山大学 産学連携制度紹介
今回は和歌山大学での共同研究を説明します。
【共同研究】企業等(個人とは契約できません)から研究経費を受け入れて、本学研究者と企業等の研究者が対等の立場で共通の課題について行う研究です。企業等の研究者が本学の施設で研究を行う「派遣型」と、企業と大学がそれぞれの施設で研究を行う「分担型」の2タイプがあります。
研究経費については、直接経費と間接経費と研究料の3種類で構成されます。直接経費:物品費、旅費、謝金など当該研究活動に直接必要となる経費です。間接経費:本学の管理費及び研究機関としての機能向上のための経費で、直接経費の10%です。「派遣型」の場合は更に研究料が必要です。本学に受入れる企業等の研究者一人につき単年度当たり43 . 2万円となる定額経費です。
特許権の帰属について共同研究の結果生じた発明については、企業等又は本学の研究者が単独で発明を行った場合、当該特許権は企業等又は本学の単独所有となります。共同して発明を行った場合、当該特許権は企業等と本学との共有となります。
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
6.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している36の大学・高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
7.編集後記
先日「イノベーション・ジャパン2018‐大学見本市」に参加してまいりました。日本全国の大学が集まり、それぞの研究成果や各大学での取り組みについて発表しておりましたが、今年は例年に比べそれぞれのご関心があるテーマの取り組みに熱心に見学されていた企業が多く、産学連携の取組自体に関心を持たれている企業も増加傾向にあるよう感じました。
これからも和歌山大学の先生方のご研究成果をより多くの企業様にご紹介し、特徴を生かした独自の取り組みなど今後の産学官連携の成果に繋げていきたいと思います。(米田)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
liaison@center.wakayama-u.ac.jp TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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