和大産学連携通信 No22(2018年11月号)
目次
1.NEWS
2.研究紹介「一人前の人材を育てる思考法のご提案」
3.和歌山大学 産学連携制度紹介
4.和大産連センター活動カレンダー
5.技術相談受付けています
6.編集後記
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1.NEWS
a) 「大阪府立大学・和歌山大学 工学研究シーズ合同発表会」開催報告
多くのシーズが発表され、ポスター発表では興味のある方々との質疑応答が活発になされました。
【日時】平成30年10月30日(火)14:00~18:30(17:00からはポスター発表・交流会)
【会場】岸和田市立浪切ホール(大阪府岸和田市港緑町1-1)
【発表者と発表テーマ】(和歌山大学関係)
システム工学部講師 伊原 彰紀「ソフトウェア自動検証技術の開発」
システム工学部講師 鈴木 新「脈波波形のプロファイリング法」
システム工学部教授 天野 敏之「適応的なプロジェクションマッピングによる見かけの質感操作」
システム工学部教授 和田 俊和「Neuro Coding/Unification によるDNNのニューロン数削減法」
システム工学部准教授 坂本 隆「細胞内精密イメージングを志向した蛍光分子プローブの開発」
システム工学部教授 長瀬 賢二「繰り返し構造系に対する波動解析・波動制御」
システム工学部教授 宮川 智子「旧産業地域におけるパートナーシップによる地域の森づくりに関する研究 ー英国北西部マージーフォレストを事例としてー」
システム工学部助教 最田 裕介「空間周波数分割多重光波を用いたホログラフィックメモリの高速化」
システム工学部講師 宮崎 淳「光熱変換顕微鏡による生細胞の無標識イメージング」
システム工学部教授 野村 孝徳「定量位相計測のためのランダム位相変調可搬型ディジタルホログラフィ」
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b)「第27回わかやまテクノ・ビジネスフェア」、同時開催:「26回WAKASAインテクメッセ」 開催報告
今回は「テクノ・ビジネスフェア」で以下4先生の講演と、「インテクメッセ」にて徳田先生のシーズ展示をいたしました。
【日時】11/7(水) 13:00~17:05 (テクノ・ビジネスフェア) 10:00~16:00 (インテクメッセ)
【会場】アバローム紀の国(和歌山市湊通丁北2-1-2)
【発表テーマと発表者】(テクノ・ビジネスフェア、和歌山大学関係)
システム工学部 教授 和田 俊和「可視光カメラを用いた特殊カメラ画像の高解像度化」
システム工学部 准教授 松田 憲幸 「経験して成長するための思考訓練」
システム工学部 講師 伊原 彰紀 「ソフトウェア自動検証技術の開発」
システム工学部 助教 三浦 浩一 「技能継承・学習のための脳活動分析」
【展示】(インテクメッセ、和歌山大学関係)
システム工学部 講師 徳田 献一 「災害時の無人移動ロボットの展示」
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c) 「メディカル ジャパン 大阪」 開催告知
【日時】2019年 2/20(水) ~ 2/22(金)
【会場】インテックス大阪 (大阪市住之江区南港北1-5-102)
【発表者と発表テーマ】(和歌山大学関係)
教育学部 教授 本山 貢 「和歌山県全域で取り組む運動による介護予防の効果」
d)「Tech Connect KANSAI」(近畿経済産業局)シーズ発表会 開催告知
【日時】平成31年1月15日(火)
【会場】大阪産業創造館
【発表者と発表テーマ】(和歌山大学関係)
システム工学部講師 八谷 大岳 「実応用指向の機械学習アルゴリズムの研究」
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2. 研究紹介「一人前の人材を育てる思考法のご提案」システム工学部 知能情報学メジャー准教授 松田 憲幸氏
社会人専門職として、一日も早く一人前を育てたい、しかし経験を積みさえすれば,成長するわけではありません。今日、私たちを取りまく環境は、昔とは異なり,自らの経験を丁寧に振り返っている余裕を与えてくれません。仕事では「答え」のない問題に日々直面し、同じことは二度起きず、また次に何が重要になるのか誰にも予測できません。現場に出ることで成長しつづけるには、一度立ち止まって、「何が重要だったのか?」「なぜ重要なのか?」じっくり「見極める」思考が不可欠です。
そこで、認知科学,教育心理学,教育・学習工学,人工知能を基盤とする「思考語いを形成する」教育プログラムを開発しました。私たちが御社を訪問し、思考力を訓練する企業内研修を提供します。
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3. 和歌山大学 産学連携制度紹介
本メールマガジンNo.20から「共同研究」、「受託研究」と紹介してまいりましたが、今回は和歌山大学での「学術指導」を紹介します。
【学術指導】教員が専門知識に基づいて助言・講習、簡便な調査等を行うことで、それぞれの業務や活動を支援する制度です。共同研究や受託研究に向けての、大学との連携の最初の一歩としてもご利用いただけます。 経費につきましては、1時間あたり1万円の最低額を目安に、指導を担当する教員とご相談の上、委託料を決めていただきます。また、大学外で指導を行う場合、別途旅費・交通費が発生します。複数年の実施も可能です。
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4.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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5.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。
「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している36の大学・高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究的開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
6.編集後記
秋もすっかり深まり山々は色づき、秋の味覚も色々と楽しめる様になってきました。
先日は2018年度グッドデザイン賞の授賞式に参加してきました。国内外の企業の中から4,789件の応募があり、和歌山大学は地元のハウスメーカーと共同開発した「注文住宅きの家」がBEST100に選ばれました。今年度のグッドデザイン大賞は、貧困問題解決に向けてのお寺の活動 「おてらおやつクラブ」というNPO法人が行なっている取組みで、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動でした。
大手メーカーからベンチャー企業まで、製造業、交通、公共施設など様々な分野から応募があり、「産学官連携の研究成果」としての受賞もいくつか見受けられました。
デザインを通じて、ひとりひとりが豊かに、創造的に生きられる社会を目指すこの活動にも、大学の研究成果が貢献できることを実感いたしました。(米田)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
liaison@center.wakayama-u.ac.jp TEL 073-457-7564
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編集 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター
URA 恵下、コーディネーターグループ 鈴木、前田、米田
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