和大産学連携通信　No.97（2025年6月号）

目次
１.NEWS
２.研究紹介
３.和大産連センター活動カレンダー
４.技術相談受付けています
５.編集後記
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１．NEWS

a)【参加者募集】第9回和歌山地域化学関連企業と和歌山大学材料・化学系研究者との交流会を開催します。
　和歌山地域の化学関連企業と、和歌山大学の材料・化学系研究者との交流を推進し、技術相談などに応じやすい関係の構築を目指した交流会で、今回で9回目を迎えます。
　今回は、和歌山大学が保有する共同利用機器のうち、近隣の機関が保有していない分析測定装置について、何ができてどのようなデータが得られるのかについて、デモンストレーションを交えて説明いたします。
　その後発表者以外の先生方も含めた交流の時間も設けています。
　日時：7月24日（木）14：00～
　場所：和歌山大学　北4号館（産学連携イノベーションセンター）1階多目的研究室他
　詳細はコチラをご覧ください。

b)【ベンチャー】和歌山大学発ベンチャー認定第1号企業の新製品の記者発表会を開催します。
　和歌山大学発ベンチャー認定第1号企業であるパワーアシストインターナショナル株式会社の新型パワーアシストスーツの販売開始記者発表会を開催します。
　新しいパワーアシストスーツはランドセル型で軽量・コンパクト、重量物の持ち上げと中腰姿勢での腰アシストに特化したスーツです。
　日時：7月1日（火）13：30～
　場所：和歌山大学　北4号館（産学連携イノベーションセンター）1階多目的研究室
　詳細はコチラをご覧ください。

c)【参加者募集】サイバーセキュリティ人材育成セミナーを開催します。
　一般財団法人関西情報センター主催（本学共催）で、本学が「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」において開催している「情報危機管理コンテスト」の20周年を記念して、サイバーセキュリティ人材育成セミナーを開催します。
　学術情報センターの川橋講師が基調講演の講師として登壇し、ラックやIIJなど有名企業の専門家を交えたパネル討論も行いますので、デジタル人材育成にご関心のある方はぜひご参加ください。
　日時：7月3日（木）14：30～
　場所：和歌山大学　西5号館（学術情報センター）第2演習室（オンライン配信あり）
　詳細はコチラをご覧ください。

d)【教育学部】富田教授の取り組みが新聞に掲載されました。
　教育学部富田晃彦教授の行っている、子供向けの天文学の出前授業の取り組みが、5月11日付の朝日中高生新聞に掲載されました。同記事は、5月19日付の朝日中高生新聞Web版、および5月27日付の朝日新聞Web版の教育面（短縮版）にも紹介されています。
　富田教授は「科学は万人に開かれている」という信念から、教室の中だけでなく、社会のすべての人に科学の面白さを伝えたいと、親子が一緒に参加する催しなどを、ゼミ生と一緒に教材も工夫して行っています。

e)【学術情報センター】川橋裕講師、吉廣卓哉教授、藤本章宏講師が「情報危機管理コンテスト人材育成賞」を受賞しました。
　学術情報センターの川橋裕講師、藤本章宏講師と、システム工学部の吉廣卓哉教授が、サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム実行委員会より「情報危機管理コンテスト人材育成賞」を受賞しました。
　これは、20年に及ぶ情報機器管理コンテストの運営を通して、現場業務で活躍できる実践的な情報セキュリティ人材の育成及び、情報セキュリティにおける実践的スキルを教育する側の人材育成を行ってきたことが評価されたものです。
　詳細はコチラをご覧ください。

f)【キャンパスライフ支援部門】森麻友子准教授が障害学生支援の実践者として奨励賞を受賞しました。
　5月12日開催の日本学生相談学会第43回大会にて、キャンパスライフ支援部門長であり、臨床心理士兼障害学生支援コーディネーターである森麻友子准教授が実践活動奨励賞を受賞しました。
　森教員が和歌山大学で10年以上かけて構築してきた、心理臨床の専門性と社会モデルの観点を柔軟に行き来し、教職員や地域社会との密接な連携を通して、組織的に発達障害学生に向き合う支援スタイルが、学生相談・学生支援分野における重要なモデルとして評価され、今回の受賞に至りました。
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2.　研究紹介

　社会インフォマティクス学環　竹田　明弘　教授　「観光産業、病院、介護、保育などサービス組織における職務満足と顧客満足」
　サービス産業の領域では顧客満足や職務満足という言葉をよく耳にします。そのために、顧客ニーズや満足を念頭においたサービス提供やその品質が求められます。ただ、あらゆる活動にはコストが必要です。提供するサービスすべてについて最高のものを提供するとなるとコストが膨大になります。
　また、同様に、勤務している従業員が、その仕事に満足し、熱意をもって仕事をすることは企業の業績向上にとても重要です。これについても、顧客満足と同様に、従業員を満足させる組織的な取り組みについて、すべてを行うことは困難です。優先順位をつける必要があります。こうした、顧客と従業員の双方を念頭に、統計分析を用いることでデータやエビデンスを念頭に置いたサービスマネジメント研究を進めています。
　詳細はコチラをご覧ください。

 

3．和大産連センター活動カレンダー
　産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
　詳細はコチラをご覧ください。

 

4．技術相談受付けています。
　技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
　和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO（ものづくりビジネスセンター大阪）の産学連携機関に登録している39の大学・高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。近隣の府県の研究機関（公設試）でも技術相談を受け付けています。研究開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。

 

5.　編集後記

　近畿地方が梅雨入りしたと思ったらしばらくの晴れ続きで、梅雨はどこ行った、と思ったらまた降り出したり、なかなか一筋縄ではいかないのが今年の梅雨です。近年梅雨といえばしとしと雨が降り続いて洗濯物が乾きにくい、などという生易しいものではなくて、線状降水帯などによる集中豪雨を伴うことが多くなっています。先日も早速九州で災害級の大雨となりました。もしもの時のための備えをしっかりしておきましょう。（野原）

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連絡先　国立大学法人　和歌山大学　産学連携イノベーションセンター URA室
ura@ml.wakayama-u.ac.jp  TEL　073-457-7564
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