和大産学連携通信 No.103(2025年12月号)
公開日 2025年12月18日
目次
1.NEWS
2.研究紹介
3.和大産連センター活動カレンダー
4.技術相談受付けています
5.編集後記
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1.NEWS
a)【シーズ発表】わかやまテクノ・ビジネスフェアで宮本伸一教授と西村竜一講師が講演しました。
公益社団法人わかやま産業振興財団/和歌山県/一般社団法人和歌山情報サー
ビス産業協会(WAKASA)が主催する「第34回わかやまテクノ・ビジネスフェア」が、和歌山市内のホテルアバローム紀の国で11月25日(火)に開催されました。
本学からは、2名の教員が講演し、産学連携イノベーションセンター長で、システム工学部の宮本伸一教授が「動くWi-Fiでつなぐ地域の安心―見守りと災害に備える次世代通信インフラ」の題目で、データ・インテリジェンス教育研究センター/アントレプレナーシップデザインセンター
学生自主創造支援部門の西村竜一講師が「音声・音響データの利活用によるAIシステムに関する研究紹介」の題目でそれぞれ講演しました。
ショートプレゼンテーションのあとの名刺交換タイムでは、それぞれの研究を紹介するポスターの前で短い時間でしたが活発な意見交換が行われました。
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b)【展示会】WAKASAインテクメッセで産学連携イノベーションセンターがブース展示をしました。![]()
一般社団法人和歌山情報サービス産業協会(WAKASA)が主催する「第33回WAKASAインテクメッセ」が和歌山市内のホテルアバローム紀の国で11月25日に開催され、産学連携イノベーションセンターがブース展示をしました。
ブースでは研究広報担当者が作成した研究紹介リーフレット画像を掲示したり、本学の大学案内や研究シーズ集「Seeds Index」を配布したりして、産学連携に関する問い合わせに対応しました。
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c)【講演】和歌山県立那賀高校で似内映之准教授が講演しました。
和歌山県立那賀高等学校で一年生を対象とした進学説明会が12月10日に開催され、本学からは産学連携イノベーションセンター 副センター長の似内映之准教授が「産官学連携を学ぶガイダンス」の題目で講演しました。和歌山大学の概要や4学部1学環の紹介、本学の特徴的な取り組みであるアントレプレナーシップデザインセンター学生自主創造支援部門(クリエ)や起業家精神涵養教育部門の紹介のほか、今回の主題である産官学連携についてその事例を交えながら紹介しました。対面と遠隔を合わせて約150名の生徒が講演を聴講しました。
d)【研究発表】若手研究者研究成果発表会で堅田俊講師と久世尚美講師が講演しました。
一般社団法人和歌山情報サービス
産業協会(WAKASA)と
公益財団法人わかやま産業振興財団 が主催する「第24回若手研究者研究成果発表会」が12月11日に和歌山市内のホテルアバローム紀の国で開催され、本学からはシステム工学部の2名の教員が講演し、堅田俊講師が「人の内面状態を理解する対話システムの創出 ~言語・音声・表情・生体情報の統合による感情分析 ~」の題目で、久世尚美講師が「強化学習とフロッキングに基づいたロボット群移動制御」の題目でそれぞれ講演しました。![]()
講演の後の質疑応答では様々な質問が寄せられ、そのあとのパネルディスカッションでは活発な意見交換が行われました。
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e)【受賞】International Conference on Control and Robotics (ICCR 2025)で、Best Presentation Awardを受賞しました。
大学院システム工学研究科博士前期課程2年の学生が、2025年12月4~6日に開催された国際会議2025 7th International Conference on Control and Robotics (ICCR 2025)で、Best Presentation Awardを受賞しました。
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2. 研究紹介
システム工学部 丸 典明 准教授 「視覚によるロボットアームの高速な位置と姿勢の制御法の開発」
自動車やバイクなどの製造工場で、吊り下げられた部品を自動で組付ける作業では、部品が不規則に揺れるため、カメラで見てから動くロボットアームではうまくつかむことができない。一方、カメラで見ながら動くビジュアルサーボでは、計算量が多く高速な制御は難しい。本研究では、複雑な3次元座標計算などを行わずにロボットアームの位置と姿勢を制御できる手法を開発している。
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3.和大産連センター活動カレンダー
産学連携イノベーションセンターの最近の活動と活動予定を掲載しています。
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4.技術相談受付けています。
技術相談をお寄せください。和歌山大学 産学連携イノベーションセンターでは積極的に企業の皆様からの技術相談に対応いたします。「お問い合わせ」申込フォームよりご連絡下さい。
和歌山大学で対応が難しい場合はMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)の産学連携機関に登録している40の大学・高専と連携して、対応可能な研究者をご紹介します。(チラシ)
近隣の府県の研究機関(公設試)でも技術相談を受け付けています。研究開発的要素のあるものは大学に向いていますが、単なる測定などは、むしろ公設試が適しています。その様な事案については公設試を紹介して問題解決に当たります。
5. 編集後記
今年も残りわずかとなりました。日に日に寒さが身に染みるようになってきています。この冬はインフルエンザが猛威を振るっていますが、産学連携イノベーションセンター内も例外ではなく、11月下旬の連休前後から罹患者が続出しました。電車や市街地など人の集まるところではマスクをする、こまめに手洗いうがいをするなど、感染対策をしっかりして、元気に新年を迎えましょう。(野原)
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ご意見、感想、質問、情報等をお寄せ下さい。
連絡先 国立大学法人 和歌山大学 産学連携イノベーションセンター URA室
ura@ml.wakayama-u.ac.jp TEL 073-457-7564
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