儲かる事業のつくりかた
株式会社中川と和歌山大学は令和8年9月28日(月)、和歌山大学北4号館2階アントレルームにおいて、『儲かる事業のつくりかた』を開催しました。参加者は20名(学生8名、学外社会人9名、オンライン参加3名)。
約半数が学外の社会人が占めるなど、学生だけでなく幅広い層から高い関心を集めました。また、当ゼミは学生からの提案をきっかけに実現した「学生持ち込み企画」として実施されました。
中川氏から「家族を大切にしながら、子どもたちがWell-beingに生きていける社会をつくりたい」という思いから急激な成長を目指すのではなく、地域限定で事業を展開していく経営方針や他社との差別化を図るための価値の付け方やブランディング、ファンマーケティングの考え方についても具体的な事例を交えて紹介されました。また、育林業を立ち上げる際には、ゲーム業界の広告モデル、自動車産業の分業化、外食産業のトッピングビジネスなど異業種の成功事例を参考にしたほか、『となりのトトロ』や『ドラえもん』といった身近なアニメ作品からも経営のヒントを得ていることが紹介されました。
さらに、創業当初は森林組合など既存の事業者が存在する中で山林の確保に苦労したものの、小学校で無料出前授業を実施し、小学生を通じて祖父母世代の山林所有者へアプローチする独自のマーケティング手法を展開した結果、営業担当者を置くことなく山林管理の受託に成功したエピソードも紹介されました。
軽快で親しみやすい語り口の中に、多くの経営哲学や人生の教訓が盛り込まれており、参加者にとって自身の生き方や働き方についても考える貴重な機会となりました。

【参加した学生のコメント抜粋】
・経営者の方は難しいことを考えてやっていると思っていたが、実際にはトライ&エラーを重ねたり、子供とアニメを見ながら着想を得たりと体験が同じでも、考え方や捉え方がすごく柔軟だと思った。
・シンプルに楽しかった。
・自分の興味のある分野だったため参加したが、想像以上に興味深く、発想法など自分には全くない考え方に触れることができた。
・林業の課題を事業機会として捉える考え方や人とのつながりを活かして事業を広げる方法や具体的な行動や発想まで聞けたのが、面白かったです。
・言葉で表現することは簡単だが、それを実行することはなかなか難しい。その一歩を踏み出す講義となった。
・0から1を創造しているわけではなく、既存事業の要素の足し算を積み重ねているというのが自分にはない視点で参考になった。
【株式会社中川様のコメント】
非常に話しやすい環境で自主的な質問がたくさんあったので話をしているうえで、良い意味での脱線をして進めることができた上に、終了後にも学生とディスカッションをすることができ、今後の和歌山大学が楽しみです。

