11月のワダイノカフェ「2019南米皆既日食をドームでバーチャル体験!」
公開日 2019年12月02日
2019年11月13日(水)、和歌山大学観光学部デジタルドームシアター(和歌山市栄谷930)でワダイノカフェ2019 vol.4を開催しました。
今回は、和歌山大学観光学部長の尾久土正己さんに、2019年7月に南米のチリとアルゼンチンであった皆既日食についてお話を伺いました。
2019南米皆既日食をドームでバーチャル体験!
2019年7月2日に南米チリとアルゼンチンであった皆既日食について、現地に観測に行かれた尾久土先生の話を伺いました。
まずは、この南米皆既日食観測ツアーの話から。
これまでの多くの観測では、宿泊場所から観測地まで100km以上あることが多く、その移動中には、日食渋滞も起こったりするそうです。
しかし、今回は、なんと宿泊するホテルの屋上から観測できたそうです。この宿を予約するのには少し大変であったことなど、宿泊施設に関する裏話もお話しくださいました。
実際に、ホテルからの観測の様子を映像で見たのですが、見晴らしもよくとても観測しやすそうな場所でした。
今回の南米皆既日食ツアーでは、3つのコースが設定されており、2泊6日の日食だけの弾丸ツアー、ペルーを観光する6泊10日のツアー、ペルー・ブラジル・アルゼンチンを観光する8泊12日のツアーのコースです。
日食だけ観る弾丸ツアーは、そのままですが、観光ツアーでは、マチュピチュやイグアスの滝など様々な観光地を巡ったそうです。価格は当然異なっていて、弾丸ツアーが安く、8泊12日のツアーが高くなっています。
集客の結果は、弾丸ツアーは2人、ペルーを観光する6泊10日のツアーは14人、ペルー・ブラジル・アルゼンチンを観光する8泊12日のツアーは13人と、やはり一緒に観光をするツアーが人気だったそうです。
ちなみに、尾久土先生は、ペルーを観光する6泊10日のツアーに同行されていました。
また、これまで尾久土先生が現地に行って観測された日食も紹介してくださいました。1999年のオーストラリアの金環日食から今回の日食を含めて16カ所行かれているそうです。
先生の話を聞いた後は、いよいよお待ちかねのツアーの様子と皆既日食の映像をドームシアターで見ていきます。
頭上に360°広がる臨場感たっぷりな綺麗な映像に、まさに現地に行ったような感覚で、皆さんも見入っていました。
最後に、今後の日食の予定やそれに合わせたツアーの紹介もしていただき、今回のワダイノカフェは終了です。