【レポートup!】第45回「海を渡った先人たち ~和歌山県を中心として、移民・移住の軌跡を辿る~」
公開日 2012年07月25日
日時: 平成24年9月19日(水) 19:00~20:30
話題提供者: 東 悦子 (観光学部准教授)
場所: 岸和田市立浪切ホール4F 研修室1
申込不要、参加無料
概要:
明治元年、わが国最初の契約移民153人が、さとうきびプランテーションで働くためハワイに渡航しました。その後も人々は希望を抱き、仕事を求め、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ブラジルなど世界各地へと海を渡ります。
全国有数の移民輩出県である和歌山県の事例を中心に、初期移民がどのように海を渡ったのか、移民先でどのような仕事につき、どのような生活を送ったのかを振り返ります。言葉も文化も異なる地で苦労を重ねるなか今日の日系社会の礎を築いた先人達の努力、勤勉さ、開拓精神などから、さまざまに学びたいと考えます。
過去から現在へと人々の移動の軌跡を追い、近年、労働のために来日している日系の人々の状況にも触れたいと考えます。
<当日のレポート>
◇当日の内容はこちら(pdf)・・・講義内容と写真、参考文献を掲載しています。
◇東悦子先生への感想
・あっという間の1時間半で大変楽しかった。(70代男性)
・先人の勇気に感動しました。これからの若者に、ぜひ海外に出ていろいろなものにふれ、感じてもらいたいと思いました。(40代男性)
・歯切れもよくレジュメもきっちりわかりやすくまとめられており、非常にわかりやすかった。移民、移住を多く輩出している和歌山、日系人の方々の苦労がとてもよくわかった。(60代女性)
・写真、VTR、スライドなど資料が豊富で惹きつけられました。私たちの先輩はフロンンティア精神が旺盛だったことがわかりました。”海路”というものが、現代とは異なる意味があったのですね。
(40代男性)
・ていねいな講義でよくわかりました。私も自国の文化を大切にしながら、他国の文化も大切に思える次世代が育ってほしいと思っています。真のグローバル化、多文化共生とは、自分も大事、相手も大事、このことから平和が生まれると思います。そのために両方をよく知る学びが必要であると思います。
(50代女性)