9月28日のワダイノカフェ~観光映像と短編映画が映し出す「地域の魅力」~
公開日 2017年09月28日
2017年9月28日、「ワダイノカフェ 2017 vol.4」を開催しました。会場は、ぶらくり丁内にありますカフェ「インターラーケン」(和歌山市本町1-34)です。
ワダイノカフェは、さまざまな領域で活躍している和歌山大学の研究者と一般の方々が、飲み物を片手に気軽にちょっと知的な会話を楽しむコミュニケーションの場です。
テーマは「観光映像と短編映画が映し出す「地域の魅力」」
今回のワダイノカフェは、ゲストに地域を舞台とした短編映画製作を行っている和歌山大学観光学部の木川剛志准教授、ホストに、木川先生の映画撮影にカメラマンとして携わっておられる同大学観光学部の尾久土正己教授をお迎えして、様々なお話をお伺いしていきます。
まずは、木川先生が地域で短編映画を撮るようになったきっかけと木川先生の作品「君がいた街」についてお話下さいました。「君がいた街」は福井で残っていた地元の昔の資料から作られた作品で、その資料も見せていただきました。その資料には、今の普通の地図と同じようにどこに誰の家があるのか、またお店があるのかのようなもの等の他にも、そのお店のちょっとした情報が書かれていたり。当時の人達のデートスポットが書かれていたりもしていて、その人にとってのメモのようなものも残されており、当時の人々の生活の様子や面影を感じることができる資料でした。
その後、和歌山に来られて和歌山市のPR動画「おかえりなさい」を撮られました。
ホストの尾久土先生も撮影に携わられており、木川先生と当時の撮影の様子など裏話も振り返られて話していただきました。
続いても和歌山市を舞台にした作品「替わり目」について。「替わり目」では、木川先生が自転車で散策している時に見つけた魅力ある場所で撮ったりしたりするなどしており、普段から町並みの様子などを見て短編映画にも活かしているようでした。
木川先生のお話の後、皆で「替わり目」の鑑賞会を行いました。
そして、最後にはなんと新しく撮る短編映画の情報を教えて下さいました。和歌山市にある七曲市場を舞台にした映画なのだそうです。どのような映画になるのか今からとても楽しみです。
地域の映画を撮る事で、そこに住んでいる人達も気付いていなかったような魅力を引き出せるし、その魅力を色んな人に発信していける。そんな観光映像・短編映画に魅力を感じた1時間半でした。