2月の宇宙カフェはアジアの星のものがたり。
公開日 2015年02月12日
2015年2月12日、ぶらくり丁のインターラーケンさんをお借りして、今年度最後の宇宙カフェを開催しました。
この日のナビゲーターは、現在、伊丹市立こども文化科学館に勤める古屋昌美さん。
実は和歌山大学の客員准教授でもあり、また、以前はかわべ天文台にいらっしゃった方です。
古屋さんには以前、お月見のお話をしていただいたことがあり、それ以来2回めのご登場です。
▼前回ご登場のときのお話はこちら
最近はこどもにばかり話をしているので…とちょっと緊張気味の古屋さん。
なんとこの日は満員御礼!会場はいっぱいに大人が集まっていました(笑)
▼星のものがたりといえばロマンチックなもの…?
星の物語と言われると、なぜかロマンチックなものを想像しがちですよね。
でも星の物語のもととなったギリシャ神話もそんなロマンチックなものばかりではありません。
ましてアジアの星の物語となると身も蓋もない話も多い…そうです(苦笑)
しかし、一つの星座をとっても、ところかわればその物語も変わり大変おもしろいものです。
▼日本国内でもおもしろいお話があった!
アジアの星の物語は、それぞれの国の宗教や文化、風土によって異なります。
タイでは執念でワニに生まれ変わった男の話だったり、韓国では欠陥住宅に怒って大工を追いかけ回すおじさんとその息子の話だったり…(ちなみにこれは北斗七星のお話)
その中で、同じ日本国内でも全然知らないお話があってそれがとても興味深かったです。
昨日聞いたのはこの2つ。
・「むりかぶし」のおはなし
・星曼荼羅のおはなし
むりかぶしが気になる方、ぜひ調べてみてください!
▼意外と身近にも星に縁のある場所やものがあるのかも?!
落下した隕石がご神体の神社があったり、地名に「ほし」が付いている土地があったり…と意外と身近に星の物語が眠っている可能性があるそうです。
というわけで、宇宙カフェスタッフからの宿題。
「ぜひ地元に眠る星に関するお話を調べてみてください!」
こういった神話や伝説は語り継ぐ人がいなくなるとそこで消えていってしまいます。
少しでもその土地の文化を残すために、なにか物語を聞いたときはぜひ教えていただけるとうれしいです。
古屋さんはアジアの星の物語の本の製作にも協力されています。
また、日本独自の星の物語も調査中とのこと。
世界で語り継がれる小さなお話、残していけるといいですね。
さて、今年度の宇宙カフェは今回で最後です。
来年度のカフェはただ今計画中!
4月は粉河の山崎邸で宇宙カフェを開催する予定です。
こちらは詳細が決まりましたらご案内させていただきます。
それではまた!