【報告】「地方国立大学改革シンポジウム」を開催しました
公開日 2023年01月26日
令和5年1月23日(月)、東京 一橋講堂において、和歌山大学主催により
「地方国立大学改革シンポジウム」~地方国立大学の価値を共に考える~
を開催しました。
本シンポジウムは、地方国立大学が抱える課題や実情について、都市圏
の方々に直接知っていただくことを目的として、東京において、開催しま
した。
本シンポジウムの開催にあたり、文部科学省 高等教育局 国立大学法人支
援課長 平野誠様が、「地方国立大学は、地域の高等教育の中核として、地
域貢献の役割を自覚し、地方公共団体、地元産業界等と連携し、その地域の
特色や、今後育成すべき人材像をはじめとする地域の将来像について議論し
た上で、高等教育機関が持つ知的資源を最大限に活用し、地域をけん引する
役割を担うことが求められています。」とした上で、「本日のシンポジウム
における積極的なご議論が、参加者の皆様の間において、地方国立大学の魅
力や課題等を共有する貴重な機会となるとともに、本日のようなシンポジウ
ムが、今後も様々な地域において開催され、地方国立大学の魅力がより多く
の方々に共有されることを期待しております。」と挨拶されました。
続いて、地方に立地する4大学(愛媛大学・高知大学・三重大学・和歌山
大学)の学長が、それぞれの大学における地方創生に資する特色ある取り組
み等について紹介するとともに、地方国立大学に求められる役割等について、
基調講演を行いました。
また、シンポジウム後半では、「地方国立大学における新取組に向けた条
件整備と社会的インパクト」と題して、パネルディスカッションを行い、4大
学共にそれぞれの地域課題や地域の実情を踏まえた取り組みを推進する中で、
「地域との共創」や「産官学連携」など、共通の課題を抱えながらも、地方国
立大学として社会に貢献していく施策等について、意見交換が行われました。
本学の伊東学長は、「地域課題の解決と新しい価値創造により、 地域から
豊かなわが国を造ることが、地方国立大学の役割である」との考えを述べら
れました。
当日は小雨が降るなか、約100名が一橋講堂に来場するとともに、オンラ
インを通じて約360名が視聴し、それぞれの参加大学の取り組み等について、
熱心に耳を傾ける来場者の姿が見受けられました。