寺尾雄登さん:第5回計算社会科学会大会において石井晃賞(学生賞)を受賞
公開日 2026年06月08日
和歌山大学システム工学部4年(受賞時)、ネットワーク情報学メジャー(旧課程)の寺尾雄登さんが、第5回計算社会科学会大会において石井晃賞(学生賞)を受賞しました。
受賞者/著者 寺尾雄登
推薦システムでの推奨者提示に向けたSNSユーザの説得力の基礎検討
推薦システムにおいて、商品やコンテンツなどのアイテムを推薦するだけでは、そのアイテムが推薦された理由が分からないために、推薦の受容が向上しない問題がある。そこで、推薦されたアイテムの選択の意思決定を容易にするために、アイテムと同時に推薦理由を提示する説明可能推薦システムの研究が盛んに行われている。先行研究では、実世界上の友人を推奨者として提示することで、推薦受容が向上することを示した。本研究では、先行研究では考慮していなかったSNS上のユーザを推奨者として、社会的影響力とコンテンツの影響力を推奨者の特徴として提示し、どのようなユーザが説得力があるかについて、Google Formsで作成したアンケートを用いて実験した。その結果、推奨者の単純なフォロワー数よりも推奨者の映画に関する投稿の平均いいね数の多さがユーザの視聴意欲に正の効果を与える傾向があることが確認された。また、投稿内容については、単なるポジティブな感想よりも、作品内容に深く触れた中立的な投稿の方が、専門性が高いと認識され、強い説得力を持つ可能性が示唆された。
>>学会及び賞の概要:計算社会科学会は、計算社会科学に関する国内学会である。 石井晃賞(学生賞)は毎年開催される年次大会における学生の優秀な発表(大会優秀賞は除く)に授与する賞である。今回は口頭発表とポスター発表に分けて審査された。
なお、この功績を称え、寺尾雄登さんはシステム工学部長表彰の対象者に決定しました。
◎実施したアンケートのイメージ

