吉川次郎講師が、国際会議TPDL2025においてBest Paper Awardを受賞しました
公開日 2026年03月10日
吉川次郎講師 (情報学領域) が、国際会議TPDL2025 (The 29th International Conference on Theory and Practice of Digital Libraries) においてBest Paper Awardを受賞しました。
TPDLはデジタルライブラリ (電子図書館) を中心に、情報検索、文書解析、学術情報流通、研究データ管理などを扱う、図書館情報学分野を代表する国際会議のひとつです。
TPDL2025ではフルペーパー52件、ショートペーパー40件、デモペーパー11件の計103件の投稿があり、フルペーパーとして採択されたのは14件でした。受賞論文は、これらのフルペーパーのなかから1件のみ選ばれる最優秀論文として選出されました。
受賞対象となった論文は、動画共有サービス「YouTube」において、撤回済み論文がどのように参照・言及されているかを分析したものです。独自に構築したYouTube上の論文参照データセットを用いた定量的な分析と動画内容の確認を通じて、撤回済み論文への参照が撤回後も残り続けていること、また撤回後に公開された動画であっても、撤回の事実が動画内や説明欄で十分に示されない場合があることを明らかにしました。他方で、撤回の背景や研究不正を批判的・教育的に扱う動画もみられました。本研究は、オンライン上で学術情報が流通する際の課題と、撤回情報を分かりやすく示すことの重要性を示したものです。
- 受賞論文: How Retracted Article Persists on YouTube: Retraction Severity, Visibility, and Disclosure
- 著者: 吉川次郎,高久雅生 (筑波大学 図書館情報メディア系)
- 学会: TPDL2025 (The 29th International Conference on Theory and Practice of Digital Libraries)
- 受賞名: Best Paper Award


