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インタビュー:松井さん

デザイン情報学科 松井真子さん

ソフトウェアコンテスト『OGIS-RI Software Challenge Award 2015』に2つの研究室から構成された(4年生)チームで参加。「雨音傘」という作品を発表し、みごと優勝しました。制作にあたっての様子、これからの目標や、挑戦してみたいことについて聞いてみました。
2016年4月からは、和歌山大学大学院システム工学研究科に進学され、研究活動を続けられます。(2016年3月作成)

 

2014年4月 第3年次編入学(デザイン情報学科)
所属研究室:ソフトウェアデザイン研究室

 

ソフトウェア『OGIS-RI Software Challenge Award 2015』で「雨音傘」の作品を作ろうと思ったきっかけ、工夫した点、苦労したことなど教えてください。

きっかけ:
他の提案と違う観点からアプローチをかけたいと考えていました。そこで、ソフトウェアコンテストはアプリ提案が多いと考え、アプリではなく、かつ、画面を操作しないような提案をしたいと思いました。また、私たちの身の回りにおいてITが関わっていないものは何かと考え、水が関係する場所や物を中心に考えました。そこから「傘」というキーワードが出てきました。

工夫や苦労したこと:
画面がないので、利用者に情報を伝える方法や、雨の日に外出したくなるようなきっかけを考えるのに苦労しました。工夫したことは、企画書やプレゼン資料です。なるべく文字が多くならないように、かつ、図解と少ない文章を心がけました。また、審査員の人たちにも共感してもらえるように発表の流れを考えました。

松井さんの研究内容を教えてください。

誰でもウェブが使えるようにするための作り方を研究しました。
最近のウェブは単なるページではなくアプリケーションが増えています。これは障がいのある人には全く使えないものになってしまうので、どういう作り方をすれば内容が伝わるかを検討しました。

デザイン情報に進みたいと思ったきっかけを教えてください。

「これからのエンジニアにはデザインの知識が必要」という言葉に感銘を受けたことがきっかけです。
ですが、デザイナーになりたいわけではないので、今まで高専で学んだ情報工学の知識を活かせる学科に進みたいと考えました。

どのようなところに、高専(短大)との違いを感じますか?

クラスがないことや授業毎に勉強する場所が違うことです。そのため、3年次からの編入なので、誰が同じ学年・学科なのかわからず声をかけて良いのか戸惑いました。
また、自主演習やクリエがあることも違います。授業時間以外にも、自分が学びたい・作りたいと思ったことが単位になるので、勉強する意欲が湧きます。
コンテストでも、クリエの部品や設備をお借りできたので、楽に作業ができました。

研究室の生活について教えてください。

4年生ではほとんど授業がなく、毎日研究室にいました。
そのため、ずっと研究をするのではなく、おしゃべりしたりゲームしたり、お茶・お菓子休憩をしたり・・・
楽しい研究室生活を送っていました。

これからの目標や、挑戦してみたいことなど教えてください。

今回参加したコンテストは規模が小さかったので、もっと大きな規模のコンテストに出場したいです。
そのためにも、ハードウェア分野の勉強やユーザインタフェースの勉強をしたいと考えています。

後輩(理系女子)に向けてメッセージをお願いします。

理系は文系と比べて、女子が少ないし研究も大変です。でも、自分がやりたいことや興味を持っていることがあるのなら、一度きりの人生、突き進めば良いと思います。

 

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