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インタビュー:中村さん

コミュニケーション科学クラスタ 
博士前期課程 中村綾乃さん

様々な力や知恵を身につけたいと思い、大学院に進学されました。現在は小売店における商品棚の棚割の自動化についての研究をされています。
(2022年3月作成)

2021年3月 学部卒業(システム工学科社会情報学メジャー)
所属研究室:コミュニケーションデザイン研究室

 

和歌山県で気に入っている点はありますか。

自然が豊かなところです。特に和歌山大学から見える海の景色が好きです。

印象に残った講義を教えてください。

チームで社会課題を発見し、解決するためのシステムを開発する授業です。チーム内で上手にコミュニケーションを取りながらよりよいシステムを開発する達成感がとても印象に残っています。

研究の内容と、楽しいポイントを教えてください。

小売店のレシートデータを用いて商品の潜在的な特徴を探索しています。レシートデータは膨大なデータ量があり、様々な事実が秘められています。膨大なデータの中からいままで知られていなかった事実を発見することが楽しいです。

おすすめの気分転換の方法を教えてください。

運動をすることです。研究活動では主にパソコンを使用するため体が凝り固まってしまいます。そこで、気分転換のために散歩やテニスをしています。

後輩に向けてメッセージをお願いします。

和歌山大学ではチャレンジする機会をたくさん与えてくれる場所です。また、チャレンジ精神を持っている学生がたくさんいます。是非和歌山大学で様々なことにチャレンジし、共に成長しましょう。

大学院での学びについて

私は、大学入学時、ぼんやりと「卒業後は就職」と考えていました。しかし、3年生の研究室配属時に先輩方の学会発表を聴講し、プレゼンスキルや知識の差を痛感しました。そこで、私も先輩方のようにもっと様々な力や知恵を身につけたいと思い、大学院に進学しました。

私の研究テーマは小売店における商品棚の棚割の自動化です。棚割とは商品を陳列棚のどこに、いくつ、陳列するか計画することです。店舗の売り場の見た目は売上に直結する重要な要素であるため、売り場を魅力的に見せる棚割づくりが必要です。そこで、私は魅力的な棚割を自動的に提案することが可能であるかどうかについて研究しています。この研究は企業の方と意見を交えながら共同研究として進めています。棚割の専門家である企業の方と共に研究を行うことでより専門性を身につけることができ、とても貴重な経験であると感じています。

大学院では「ユビキタスコンピューティング論」という授業があります。この授業では、ある課題を解決するためのシステムを提案し、発表を行います。このように大学院では、自分の考えをアウトプットする講義が多いため、相手に正確に伝える力を養うことができます。

最後に、大学院では学部時代には得られなかった様々な力を養うことができます。より成長したい方は是非大学院に進学して一緒に学びましょう。

 

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