インタビュー：櫻間さん
ナノマテリアルクラスタ
博士前期課程 櫻間結以さん
専門性の高い知識を身に付け、先輩のような研究者になりたいと考え大学院へ進学されました。現在はヘリセンと呼ばれるらせん状の化合物の合成に関する研究を行っておられます。
（2022年3月作成）
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●2021年3月 学部卒業（システム工学科化学メジャー） ●所属研究室：ソフトマテリアル設計研究室 |
私が大学院に進学した理由は、自らのテーマである、ヘリセンと呼ばれるらせん状の化合物について研究を続けて、専門性の高い知識を身に付けたいと思ったからです。学部3年次に研究室に配属され、大学院の先輩方からたくさんご指導いただきました。その時に先輩方の知識の深さに感銘を受け、私も先輩方のような研究者になりたいと思い大学院への進学を決めました。
私は有機化学を扱う研究室に所属しており、ヘリセンの合成に関する研究を行っています。まだこの世に存在しない化合物を合成することは大変なことも多いですが、合成に成功した際の喜びはその分大きいです。そして、大学院進学後に、一般的な方法では合成が困難であった新規ヘリセン化合物の合成に成功しました。研究室の仲間と議論を交わしながら切磋琢磨できる環境であり、日々自らの成長を感じられます。また、大学院での講義は学部の頃よりも専門性が高く、化学についての理解をより深めることができます。
研究を始めてから約1年経ち、ようやく研究の面白さに気付いた今では、大学院に進学して本当に良かったと感じています。現在大学院への進学を迷っている方は、ぜひ先輩方に研究の面白さについて尋ねてみてください。