大学の勉強で、一番大切なものは何ですか?【オープンキャンパス模擬講義③】

大学の勉強で、一番大切なものは何ですか?【オープンキャンパス模擬講義③】

オープンキャンパスでは教養教育の模擬講義があります!

 

教養教育というものになじみのない人がいるかもしれないので、まず大学の授業科目を紹介します。

 

大学には、所属学部で学ぶ専門科目と全学部共通でみんなが学ぶ教養科目があります。

教養科目は自分の視野を広げ、人生を豊かにしていくために学ぶものです。

たとえば僕は教育学部で、専門科目として社会科のことや教育学を勉強しています。

教養科目では日本文学や西洋美術史、企業経営論などを勉強しています。

専門科目だけでなく、教養科目を学ぶことで知識の偏りを避けることができ、視野を広げることができます。

柔軟な思考ができるようになることは、教師になったときも役立つと思います。

 

和歌山大学は教養教育に力を入れて、4年前に「教養の森」センターをつくりました。

「教養の森」センターはオープンキャンパス当日、図書館(新棟)4階で、授業の作品公開やパネル展示を行っています。

 

今回の模擬講義は「教養の森」センター長、天野先生が行います。

天野先生は教育学部で、哲学を専門として教えている教授です。

そんな先生が行う模擬講義は「大学の勉強で、一番大切なものは何ですか?」

 

大学とはどういう場であるべきなのでしょうか?

模擬講義を紹介するにあたって、天野先生にお話を伺いました。

 

天野先生がおっしゃるには、大学は以前と比べて、ずいぶん変わったそうです。

以前の大学はどちらかといえば自主的に、自由に学問を追究していくという雰囲気が強かったみたいです。

最近の大学は社会との関わりも増え、就職・キャリアも意識した場になりました。

先生自身は、学生時代から自分のアパートや図書館で、もっぱら本を読む生活を送っていたとか。

その結果、先生の家は今では数万冊の本であふれ、本の置き場にも困るほどだそうです。

 

また先生の「人間は人生で学生時代に考えたレベル以上のことは考えられない」という言葉も印象に残っています。

より大学で学ぶ機会の貴重さ、限られている4年間という短い時間を意識せずにはいられませんでした。

 

大学の勉強で一番大切なものは何なのか?

この模擬講義を聴くことで、自分なりの答えを見つけることができるかもしれません。