小島祥平さん:第22回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2014)において優秀論文賞を受賞

公開日 2014年12月10日

受賞者:大学院システム工学研究科コミュニケーション科学クラスタ 小島祥平さん
ワークショップ名:第22回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2014)
表彰名:優秀論文賞

12月8〜10日に島根県松江市において開催されました第22回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2014)において発表された論文「受信ノード主導型MACプロトコルを利用した管理コストが低い長寿命な無線センサネットワーク」(著者:小島祥平、吉廣卓哉)に対して、優秀論文賞が授与されました。

近年では、乾電池やボタン電池程度のバッテリを持つセンサ端末を無線通信で接続してネットワークを作り、センサで計測したあらゆる場所の「温度」や「湿度」などの測定値を自動的に収集するような、いわゆる「環境センシング」を行うセンサネットワークの研究が進められています。
しかし、通信方式の消費電力が大きく、10年などという長期間にわたって管理運用できるようなセンサネットワークは実現されていません。
本研究では、ネットワーク全体の消費電力を抑え、一部の端末のみ定期的にバッテリ交換を行うような従来よりも低い運用コストで長期間にわたって維持でき、社会のインフラとして運用できるようなセンサネットワークを目指して、省電力なセンサネットワークの通信方式を提案しています。

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