西前太揮さん:第22回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2014)において奨励賞を受賞

公開日 2014年12月10日

受賞者:大学院システム工学研究科コミュニケーション科学クラスタ 西前太揮さん
ワークショップ名:第22回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2014)
表彰名:奨励賞

12月8〜10日に島根県松江市において開催されました第22回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(DPSWS2014)において発表された論文「IEEE802.11を用いた隠れ端末問題のない無線メッシュ網~ネットワークアーキテクチャとスケジューリング~」(著者:西前太揮、吉廣卓哉)に対して、奨励賞が授与されました。

無線マルチホップ通信により安価にインターネットの到達範囲を広げることができる無線メッシュ網の実現を目指して、世界中で研究が活発に行われています。しかし、世界中に普及しているIEEE802.11を用いた無線メッシュ網では、隠れ端末の影響により、そのスループットが著しく低下する問題が知られています。
本研究では、CSMA/CAとTDMAの利点を併せ持つハイブリッドMAC方式を提案したうえで、電波干渉が原則として発生しないスケジューリング方式を設計しました。性能評価を通じて、提案方式が干渉を大幅に低減し、通信性能を大幅に向上することを示しました。