公開日 2015年12月15日
12月14日(月)に、兵庫県立西宮北高等学校1年生の皆様約80名が本学へ大学見学に来られました。本学部では、A101講義室で、大学紹介と宮川智子准教授による模擬講義を受けた後、施設見学としてA303実験室を見学しました。
はじめに、学生広報チームPRismのメンバーが、学生生活のことや、今年度から1学科10メジャー制に再編されたシステム工学部のこと、そして大学全体のこと等についての説明を行いました。
その後、「ランドスケープの創造・再生 ~地球環境問題の提起、時代の要望への回答として~」というテーマで、宮川准教授が模擬講義を行いました。講義では、自然環境を再生・修復する方法として、新たな自然環境を作り出す「環境創造」と、かつての自然環境を取り戻す「環境再生」を取り上げ、そのうち「環境創造」について、実例を交えた詳しい説明がありました。ビルの屋上や廃線の高架橋、廃棄物処理場跡地などが、現在は公園として人々の憩いの場となっている実例の紹介がありました。そして、ただ単に木や草を一度植えれば良いというものではなく、継続的に人が手を加え管理していくことも大切であるとの説明がありました。
施設見学では、幹浩文講師より、A303実験室の利用法や機器などについて説明がありました。同実験室には、オシロスコープ等たくさんの電気測定機器があり、それらについて簡単な説明がありました。また、同実験室が、学生実験や演習だけでなく、はんだ付けなどの作業や研究活動でも利用できるスペースであることの紹介がありました。
模擬講義や施設見学での説明に、皆さん、熱心に耳を傾けていただきました。今回の見学を通じて、和歌山大学ならびにシステム工学部に関心をお持ちいただければ幸いです。