平田研究室の学生が制作した建築模型を建築展で展示し、都市間交流に貢献

公開日 2026年10月23日

平田研究室所属の学生が、オランダの建築家 W.M.デュドック(Willem Marinus Dudok)設計による「ファブリティウス小学校」(オランダ・ヒルフェルスム市)の1/100建築模型を完成させました。

本模型は、11月1日から倉敷市で開催される「ReciproCities建築展 ― デュドックと浦辺鎮太郎の知られざる物語」にて展示されます。

倉敷の建築家・浦辺鎮太郎が若き日に憧れたのがデュドックでした。世代や文化は異なりますが、両者はそれぞれヒルフェルスムと倉敷の都市景観を形づくった共通点があります。本展は、その物語を出発点に、両都市が歴史的建築の継承を学び合うことを目的としています。また、両市の市長間による書簡交換に基づいた公式な都市間交流事業でもあります。

模型の制作にあたり、今回は主催者との協議のもと、シナベニヤや細角材を手作業で加工する手法を採用しました。研究教育の一環として、材料の質感をつかむ経験を重視したためです。特に難所となった茅葺き屋根の表現は、オランダ側から提供された図面と現地写真をもとに試行を重ねて再現しました。

平田研究室1

平田研究室2平田研究室3

 

植原さん

代表学生:植原 丈さん(博士前期課程1年、デザイン科学クラスタ)

制作は学年を超えて研究室全員で分担し、事前調査を含め6か月ほど費やしました。私は全体のスケジュール管理を担当しましたが、制作過程での数ミリのズレや表現方法の再検討など、予想外の問題への対応に苦心したことを覚えています。完成後、建築展の主催企業の方から細部の再現度を高く評価していただき、大きな達成感を得ることができました。


平田先生

担当教員:平田 隆行 准教授(デザイン科学クラスタ)

本展では、デュドック作品の模型が2点展示されます。岡山県立大学の吉田豊研究室がヒルフェルスム市庁舎を、私の研究室がファブリティウス小学校を担当しました。大学研究室による、このような社会貢献は今後一層重要になると考えています。11月14日(土)のシンポジウムには、私も登壇いたします。機会がございましたら、ぜひご視聴ください。