へき地・複式教育実習フォーラム(成果発表会)

へき地・複式教育実習フォーラム(成果発表会)

3/4(水)に教育学部 へき地・複式教育実習フォーラムが行われました

今回のフォーラムではへき地や複式教育に行った学生たちが自分の視点で多くのことをまとめておりました!

 

へき地・複式教育実習とは?

全国でも珍しいホームステイ型の教育実習です!

和歌山県は土地柄、山あいの集落が多く、複式学級という複数の学年が同時に授業を受けていることが多くあります。

この授業は教育学部の学校教育教員養成課程3回生が主な対象となった授業で、実際にへき地や複式学級を行っている小学校に2週間滞在して、授業を見学したり、実際に授業をしたりするものです。

そしてこの実習で見逃せないのは先生、生徒はもちろん地域の人々と深い交流を築けるということです。

今回は紀北部で6校11名、紀南部で13校18名の学生が参加しました。

 

全体発表

へき地ならではの学校林を使った自然体験学習(学校林を使って机を作ったり、林間学校を行ったり)について

民宿に泊まりながら実習を行っていた学生たちは、その土地での暮らしについてなど

さまざまな角度から「へき地での教育」についてまとめていました。

ですが、みなさんが共通して学校、そして地域の人たちの暖かさを語っていることが印象的でした。

■DSC_1171.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポスターセッション

前半の部と後半の部の2つの部に分かれて残りの14組の学生が発表をしました。

発表に引き続きたくさんの学生の他、本学教員や、地域の教師の方々が参加しました。

■DSC_1187.jpgのサムネイル画像 

 

 

 

 

 

 

 

参加学生にインタビュー!

紀の川市立鞆渕小学校へ実習に行った教育実践学専攻の西川知希さんにインタビュー!

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紀の川市立鞆渕小学校

全校児童9名の学校で同じ施設内に中学校を併設、中学生と連携で体育の授業や給食をいっしょに行っている。

地域との関わりとして黒豆づくりなども行われている。

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■DSC_1204.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q)どういった経緯で実習に行こうと決めたのですか?

A)3回生時に1か月間行く本実習とは明らかに違う環境、複式教育やへき地の実際の様子。

そういうものを自分の目で見て知りたかったからです。

 

Q)実際に行ってみて、予想と違っていたことはありますか?

A)少人数の学校ということで素直で無邪気な、いわば天真爛漫な子どもが多いのかなと思っていました。

しかし実際は大人と接することが多いからか、言葉遣いもしっかりとして礼儀正しい子が多い印象でした。

だけど大人びているということではなくゲームなんかで話が盛り上がったりしましたね。(笑)

 

Q)教師になるにあたってこれからためになると思ったことはありますか?

A)地域によっては異なると思いますが都会の学校だと「学校で」子どもを育てるという印象が強いと思います。

ですが実習に行った学校はやはり地域に根ざしていて、「地域全体で」子どもを育てているとと感じました。

子どもたちが地元のことを学ぶ機会がたくさんあるということは、子どもたちを育てる上で重要だなと考えさせられました。

 

(インタビュアー:システム工学部情報通信システム学科 谷井研哉)