ミュージアムマネジメント

ミュージアムマネジメント

 

11月30日(日)に「ミュージアムマネジメント」という講義の実習が行われました!

 

ミュージアムマネジメントとは

ところでみなさん、「博物館」という言葉は、博物館だけでなく、美術館や水族館のことを指しているのですが、ご存知でしたか?

この講義では日本国内だけでなく外国の様々な博物館について学ぶことができ、博物館の現状や歴史などの興味深い話から

講師の尾久土 正己教授の最近気になる博物館事情など本当に博物館の幅広い分野を垣間見れる講義になっています!

講義自体は教育学部と観光学部の2つの学部で開講されており、博物館の学芸員資格を取得できるプログラムの科目でもあります。

 

和歌山城すぐそばの和歌山県立博物館・近代美術館にいってきました

今日は大学を飛び出して和歌山城から程近い和歌山県立博物館和歌山県立近代美術館へ講義へ行きました。

この2つの施設は隣接しており、

今回の講義では、普段目にする展示室だけではなく、その裏側部分へ潜入してまいりました!!

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展示されているのはお宝の一部!?

実は、私たちが博物館・美術館を訪れる時に見る展示物は、実は所有物のほんの一部分だったんです。

施設には、いろいろな理由から一般公開が出来ない・・・いわば「宝物」がたくさんあるのです!!

そんな「宝物」が保管されているのが収蔵庫という場所。

そんな貴重な「宝物」が虫に食われてしまうと大変!そういった理由から和歌山県立博物館には毒ガスの部屋があります。

人が吸うと死んでしまうような危険な毒ガスを用いて「宝物」に付着している虫たちを殺していきます。

また、歴史的文化的価値が非常に高い品々は、一定の空調のもとで管理されなければならないのだとか。

収蔵庫は、そうした空調調整を第一に考えて作られています。

分厚い扉の中には空気の通りが良い網戸のような扉がありそこでも空気調整や虫が中に入らないような工夫がされています。

他にも、展示品を運び入れるための設備を見せていただいたり、なんと展示品を乗せるための巨大なエレベーターにも乗せていただきました!

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職員の方の説明とともに感じたこと

今回のバックヤード見学は、それぞれの施設で職員として働いていらっしゃる方から説明を受けながらの進行でした。

ただバックヤードを見学してすごいな~と思わせるだけでなく

展示品の扱い方や留意点、展示をするための道具や見せかたなどなど...

何気なく見ていると見落としてしまいそうなところにも、配慮されているのが伝わってくる、そんなことを教えさせてくれた貴重な時間でした。

ちなみに、2000点以上の作品の情報と保管場所を記憶されているという美術館の職員さんも!

「仕事だからね!」といっていた職員さんでしたがこの職業が本当に好きなんだろうなという印象を受けました。

わたしたちの記憶力に、限界はないのかもしれませんね。

今回の講義は見せ方というところでまた大きな知識を得た一日となりました!

 

 

観光学部

山崎 愛子