商人として地元の“ええもん”発掘・プロデュース
公開日 2015年03月31日
株式会社とち亀物産
社長が築き上げたWEBマーケティングのノウハウを習得し、地域に隠れた"いい商材"を発掘・プロデュース。商人として自らが見つけた商材を発信するプロジェクト。
【実習内容】
創業は明治末期という老舗。現在の主力は、有田みかんなどの紀州特産物の通販サイト「紀伊国屋文左衛門本舗」と、ワイン専門のネットショップ「紀伊国屋リカーズ」。地元密着の食品卸事業は地域からの信頼も厚く、地元に密着しながら、全国マーケットに進出中。今回のインターンシップでは "いい商材"を発掘してプロデュース。自らが見つけた商材を世の中に発信し"いい商人"になるためのノウハウを実習で修練。まずは業務にあたってのシステム、会社説明受けて"いい商材"探しに臨む。新規農家さんへは取材からスタート。良い商品の見分け方から価格設定、商品ページのテキストの作り方、新規商品ページの制作、既存商品ページの手直し、さらに今西清兵衛商店への訪問、全国名店ラーメン商品の登録・手直し、具体的な商材探しまで、さまざまな商材に触れることで商品を選択する目と、注目点を売り方に生かすための考え方を学ぶことができた。
【成果】
商材探しは"重い・日持ちのする・珍しいもの"が基本。良い商品ではあるが、ネットではあまり販売していない生産者を探すことから、新しい商品の提案・企画まで。原価や需要、運送方法、保管方法、競合、仕入れ値など、さまざまな観点を踏まえて商品を探し、さらに生産者に納得してもらうことが最も重要となる。具体的提案として、黒沢牧場のアイスクリームと熊野米を立案。アイスクリームはネットで流通している上、仕入れ値や需要、在庫保管、納品書に対する負担を考えた際に、あまり利益は見込めないとのこと。米は着目点としては良いが、熊野米自体が高価な上に、セールスポイントが不足していると指摘をいただく。そのほか、ネットでの販売が上手くいっていない、売る意欲があるといった販売者を見つけることも重要。バイヤーは、却下されても販売手法やセールスポイントを変え、さまざまな手で食い下がる意気込みが必要だと実感した。
【期間】
8/18~9/30 うち20日間
【参加学生】
1名(観光学部2年)