B006 プローブ顕微鏡
規格:(株)日立ハイテク AFM100 Plus
概要:プローブ顕微鏡は、顕微鏡といってもレンズではなく、先端径10ナノメートル以下という鋭い先端をもつ探針(プローブ)を用いる顕微鏡です。探針を試料の表面に近づけ、探針と試料との間に働くとても小さな力を測定し、ナノメートル(1mmの100万分の1)のサイズで、試料表面の性質を調べることができます。
とても小さな力を測定するために、プローブ顕微鏡では光てこという方法を用います。この装置は、光源にSLD(スーパールミネセントダイオード)を用いているので、鮮明な画像を得ることができるのが特徴です。探針の動かし方と、動く方向や大きさを調べることで、表面の凹凸、摩擦力の大小、化学的性質の場所による違いなどを原子レベルで調べることができます。
付帯条件:事前にどのような試料を測定するか、どの測定モードを使用したいか、利用形態をどうするかについてご相談下さい。測定に使用するカンチレバーは利用者が用意して下さい。管理担当者所有のカンチレバーをお分けする場合は、別途料金をいただきます。
注意事項:(1) 測定可能な試料サイズは、最大で直径35mm、厚さ10mmまでです。
(2) 測定対応環境は大気中のみです。試料の加熱はできません。
(3) 測定可能なモードは、AFM, DFM, PM, FFM, SIS, Q値制御, LM-FFM, VE-AFM, Adhesionです。