経済学部4年 辻脇さん
和歌山大学では、文系・理系を問わず取り組める、社会課題や実データを活用したデータサイエンス教育を展開しています。オンデマンドでの学習に加えて、企業と連携した演習やデータサイエンスハッカソンなど、実践を通して学びを深める機会も充実しています。
経済学部4年生の辻脇さんに、文系ならではの視点を踏まえて、履修を通して得た気づきや印象を伺いました。


はじめて触れたデータサイエンス
高校まで触れる機会がなかったデータサイエンスですが、大学で授業を受けてみると、未知の内容に触れるわくわく感があり、学ぶほどに興味が深まっていきました。
世の中ではデータを読み解く力が必要だと言われる場面も増えていますが、大学で学ぶ中でその重要性を実感し、学生のうちにそれを体験できる場としてこのプログラムに魅力を感じました。
さらに、授業以外でも色々なデータを見てみたい・触れてみたい・分析してみたいという思いが強まり、データサイエンスハッカソンにも参加し、学びの幅が広がっていきました。
試行錯誤しながら掴んだ学ぶ手応え
課題でグラフを作ったとき、思ったように表示されず、家で何度もやり直したことが印象に残っています。悔しい思いをすることもありましたが、きれいに可視化できた瞬間は確かな手応えがありました。
「データサイエンス実践」の授業やデータサイエンスハッカソンでも、どの手法で進めればよいのか手探りになる場面が多く、思いどおりに進まないことがほとんどでしたが、試行錯誤の中で意味のありそうな結果が出てきた瞬間はとても嬉しく、自分の手で一歩前に進めた実感がありました。
文系でも学びやすいと感じた理由
実際に授業に取り組んでみると、文系だから難しいと感じる場面はほとんどありませんでした。計算はパソコンが行ってくれますし、授業資料に用意されているコードを参考にしながら進められるため、まずは形をなぞりながら理解を深めていくことができました。
また、自分の求めたい結果を出すために、どのコードを書けばいいのか分からなくなることや、どんな手法で進めれば目的にたどり着けるのか迷う場面もありました。そうした時に相談できたのがオンラインサポート室で、先生やTAの方が複数の方法を示しながら一緒に考えてくれるので、試しながら取り組める雰囲気がありました。明るく優しく、丁寧にサポートしてくれた印象が強く残っています。
文系の学びで大切な考察する力は、独学ではなかなか身につかないと感じていました。授業やデータサイエンスハッカソンで実際のデータを扱いながら考える経験を重ねる中で、その力が自然と育っていったと感じています。
データを読み解き、価値につなげる力
卒業研究では、発言をデータとして扱い、表現の違いを比較する分析に取り組んでいます。言葉を数値化して見ていく作業には、授業で身についた考え方がそのまま活きています。
また、就職活動で、ゲーム会社がユーザーの行動データを分析して企画を考えるという話を聞き、「これはまさにデータサイエンスだ」と感じる場面もありました。経営や商品企画の知識とも結びつく場面が多く、データサイエンスが幅広い業界で求められている力だと実感しました。ただデータを見るだけではなく、傾向や違和感を読み取り、それをビジネスチャンスにつなげていくところに面白さがあると感じています。
読み解いたものを価値へつなげていく流れを学べるのが、和歌山大学のデータサイエンスの良さだと思っています。









