社会インフォマティクス学環3年 中松さん
和歌山大学では、文系・理系を問わず学べる、実践的なデータサイエンス教育を展開しています。
社会インフォマティクス学環3年の中松さんに、数学との関わりやコンペティションでの経験を通じて感じたデータサイエンスの魅力について伺いました。

理論を形にする学び
高校時代、数学は好きな科目のひとつでした。ただ、当時は座学で理論を学ぶものという感覚が強かったです。データサイエンスは、学んだことを形にしてどう活かせるかまでが一つの流れになっていて、そこに面白さを感じました。
文系的な発想と理系的な知識がどちらも必要で、プログラミングにデータを入れて終わるのではなく、その先に何が言えるかまで考えていく、文理融合の学問だと思っています。相関係数など、高校時代には何に使うのだろうと思っていた概念も、実際に分析を進めるなかでその答えが少しずつ見えてきました。数学に学ぶ意味を見出してくれる学問なので、苦手意識がある方でも取り組みやすいと思います。むしろ、学ぶなかで数学が好きになる方もいると思っています。
授業を通じて得た気づき
授業はオンデマンド形式のため、大阪の自宅から大学への移動中にも講義を視聴でき、隙間時間を有意義に使えました。対面の90分一コマと違い、短い単位で区切りながら丁寧に学びを深めていける点もよかったです。
エクセルの課題では、指定されたグラフをつくって終わりにするのではなく、別のグラフに当てはめたらどうなるかを試してみることもありました。思いがけない結果になっても、それも一つの結果として受け取れるようになり、手を動かすことで得られる学びの大きさを感じました。
講義のほかにオンラインサポート室を設けて、一人一人の理解を丁寧に支える取り組みが印象に残っています。文系・理系を問わずすべての学生が受講する授業だからこそ、誰一人置いていかないという先生方の熱意を感じました。
人との関わりで広がるデータサイエンス
「2040年の理想のまち」をテーマにしたコンペティションでは、チームでデータ分析を重ね、自動運転タクシーを活用した観光の提案をまとめました。メンバーそれぞれの強みを出し合いながら取り組んだ経験でした。
データサイエンスは、一人で完結する学問ではないと思っています。分析が得意でも、それを人に伝える力がなければ、その成果は届きません。一方で、伝える力があっても、根拠となるデータがなければ説得力に欠けます。人と関わることで、データサイエンスの学びはより深まると実感しました。
学ぶなかで、日々の出来事にもデータサイエンスのアンテナを張るようになりました。明確な目的がなくても、学び始めることで新しい世界が広がっていく、そういう学問だと思っています。









