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林 優輔さん

2021林 優輔さん

  • 林 優輔さん
  • 知能科学クラスタ
  • システム工学科2020年3月卒業(ネットワーク情報学メジャー)
  • インタビュー:2021年3月

私は、大学入学時はぼんやり「将来(主に就職について)考える時間を長く取りたいから」というイメージで大学院進学を考えていました。2年時のネットワーク情報学メジャーへの配属を経て、3年生後期から所属した研究室の先生から「大学院進学を考えているなら」と他大学の先生を紹介していただいたりしましたが、所属研究室の先生や共同研究先の先生とともに研究を進めているうちに、より時間をかけて今の研究を進めてみたいと感じ、本格的に本研究科進学に進路を固めました。

私の研究テーマはBitTorrentというファイル共有ソフトにおいて近傍ノード同士の連携を深めてダウンロード効率を向上させることです。通信の評価基準としてセキュリティ面・誤りの少なさなど様々な要素がありますが、私は通信が早く終わることを特に大事にしています。既に世の中は通信によるデータのやりとりが欠かせなくなっており、それに付随する待機時間の削減は人々のQOL(クオリティ オブ ライフ)を高めることに繋がると考えています。定期的に先生方や研究室のメンバーとオンライン会議を行い、充実して研究を進めています。所属する研究室は先生が2人いて、選択できる研究テーマが多いので明確な研究設計を持てていなかった私には本当に良い環境でした。

大学院の講義として印象に残っているのはグループワーク形式の講義です。私が進学した2020年はオンライン講義でしたが、班のメンバーの知識が豊富で質の高い交流ができたと感じています。発表の場が増え学生同士の質疑応答の質も学部のときから飛躍的に上がるので、大学院ならではの経験ができていると思います。