情報通信システム学科受賞一覧(〜2012年)

公開日 2012年12月12日

原山拓士さん(2012年3月大学院博士前期課程修了)

  • 情報処理学会第74回全国大会 学生奨励賞
  • タイトル:「揺れ、移動を考慮した非常時可視光通信システムの改良と実装」

古家亙さん

  • 情報処理学会第73回全国大会 学生奨励賞
  • タイトル:「球面ガウス関数を用いた全周波環境照明下の動的シーンの高速レンダリング」

向井祐一郎さん、山下桂司さん、阪口聡さん

  • ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト 国内予選時特別イベントJavaチャレンジ 準優勝
  • 国際的に有名なACM国際大学対抗プログラミングコンテストのアジア予選東京大 会の出場権を獲得する国内予選において、日本全国のチームが参加するイベント としてJavaチャレンジが実施されることが恒例となっている。このイベントに は、今年は日本全国から全45チームの出場があり、彼らはこの中で準優勝を勝ち取った。

原正樹さん(2010年3月卒業)

  • 情報処理学会 DICOMO2009 ヤングリサーチャ賞
  • タイトル:「リンク状態型ルーティングにおけるリンクプロテクション技術SBRを用いた負荷分散手法」

湯川陽平さん(博士前期課程在学中)

  • 情報処理学会シンポジウム DICOMO2011 ヤングリサーチャ賞
  • タイトル:「OLSRにおける迂回路の存在を保証できる広告リンク選択手法」

湯川陽平さん(博士前期課程在学中)

  • 情報処理学会ワークショップ DPSWS2011 優秀論文賞
  • タイトル:「OLSRにおけるノード故障に対する迂回路を保証できる広告リンク選択手法」

岡 藍子さん(大学院修士課程修了)

  • 電子情報通信学会PRMU研究会2008年度研究奨励賞
  • タイトル:「2次元主成分分析を用いたMahalanobis距離最小化による高次元線形写像計算法:2D-M3」
  • 高次元ベクトル間の写像を単純な回帰計算で求めた場合、学習サンプル数よりも入力次元数が高い場合に多重共線性の問題が生じる。この問題を解決するために我々は学習サンプルの共分散行列から計算されるMahalanobis距離を最小化する写像法M3 を提案した。本来、共分散行列が正則でない場合には正確なMahalanibis 距離が計算できないが、M3 はこの点を解消し共分散行列が非正則の場合でも安定に写像を計算することができる。 本論文では、M3 を拡張し、2次元主成分分析を用いた写像計算法を提案する。2次元主成分分析を用いることで、短時間での学習、写像計算が可能となる。画像の欠損修復の実験を通して2次元主成分分析の性質を明らかにし、提案手法の有効性を議論する。

大池洋史君(2009年大学院博士課程修了)、華 春生君(2007年大学院博士課程修了)

  • 平成20年度システム制御情報学会 論文賞賞
  • タイトル:「高速追従型能動カメラシステム」
  • 本論文では、高速に自由運動している物体を鮮明に、かつ常に画像の中心に撮影するための能動カメラシステムを提案する。画像空間内では’K-means Tracker'により対象を追跡する。このアルゴリズムを採用することにより、対象の大きさやカメラの視線方向の変化に伴う対象の色の見え方の変化にもロバストに追従することができる。求められた対象の重心座標から、追跡対象の角速度を求め、それに合わせて能動カメラの速度制御を行う。この制御はPID制御で行い、追跡対象を自動的に流し撮りすることを実現する。

元木伸宏君(大学院前期博士課程修了)

  • 情報処理学会第71回全国大会 学生奨励賞 同 大会優秀賞
  • タイトル:「トラフィックパターン解析に基づくP2Pファイル共有ソフトウェアの利用検出」
  • インターネット上にオーバレイ環境を構築するP2P(Peer to Peer) ソフトウェアは、不特定多数のユーザ間で特定ファイルの共有が容易で ある。ユーザによるP2Pファイル共有が企業や教育機関でも見受けられ る一方で、著作権の侵害や情報の漏洩などの深刻な問題が表面化してい る。現在はセキュリティポリシや規約で利用制限する事例が多く、一般 的にはデータ・ペイロードを検閲する以外にP2Pファイル共有ソフトウ ェアの利用を検知する有効な手段がない。 本研究では、ネットワーク上のTCPセッショ ンやUDPパケットの流れか ら、P2Pファイル共有の挙動を検知する汎用的な手法を提案した。さら に、本手法に基づくシステムを構築し、学内ネットワークにおいて実施 した評価実験の結果からその有効性を確認した。

宮前雄生君(2009年卒業)

  • 平成20年度情報処理学会関西支部 学生奨励賞
  • タイトル:「Visibility Cutsを用いた動的シーンの高速レンダリング」
  • 現実的な照明環境下でのシーンのレンダリングは、 写実的な画像生成のために重要である。写実的な画像を効率的に生成するため、 環境マップで表現される照明(環境照明)下でのライティング手法の研究が 数多くなされてきた。Precomputed Radiance Transfer(PRT)は環境照明下での シーンのリアルタイムなレンダリングを可能にしたが、その対象は低周波照明や 物体が固定された静的シーンに限られている。より汎用性の高いアルゴリズムを 目指して、全周波照明や,物体が移動・回転する動的シーンなどに対応した手法 が提案されてきた。しかし、動的シーンに対応し、かつBRDFを動的に編集できる 手法は提案されていない。 そこで本研究は、全周波環境照明下のシーンにおいて物体の平行移動に対応し、 かつBRDFの動的な編集が可能な高速レンダリング手法を提案する

松元郁佑君(2009年大学院博士課程修了)

  • Korea Robotics Society(韓国ロボティクス学会)
  • The 5th International Conference on Ubiquitous Robots and Ambient Intelligence Outstanding Paper Award(優秀論文賞)
  • タイトル:「Scalable Multi-people Head Tracking for Robotic Services Combining Multiple Sensors」
  • 複数カメラを用いて人物頭部の3次元位置を特定する技術は、監視システムやロボットへの位置情報提供などができるため、実現が期待されている。カメラだけのシステムでは、環境の変化によって画像特徴が変化するため、これに対処する工夫が必要である。この工夫は一般的に計算量が多くなるため、システムの大規模化ができなくなる。 そこで、本研究では2次元平面上の安定な追跡を行えるLaser Range Finder (LRF)を用いた3次元人物頭部追跡の安定化手法を提案する。この手法は、LRFとカメラによる追跡を並行処理によって実現でき、それぞれのシステム間の通信が少ないため、安定かつ大規模化が可能な人物頭部追跡システムである。 17台のカメラと4台のLRFを用いた実験によって提案手法の有効性を確認した。

豊國和美さん(2007年大学院修士課程修了)

  • 平成19年度電気学会産業応用部門研究会 部門優秀論文発表賞
  • タイトル:「圃場センサネットのための省電力制御」
  • 高い品質の農産物を生産するためには、センサネットを用いて圃場の状態を絶えずセンシングし、その情報から適切な作業を施すことが有効である。しかし圃場に は電力インフラが用意されていることはまれである。 したがって、長期間にわたり安定して圃場の状態を計測するためには、蓄電池および太陽電池とセンサノードの省電力化が有効である。 しかし、梅雨等の時期には太陽電池が十分に機能しない。 本論文では天気予報を用いて3日後までの天気予報を用いた発電予測を行い、それに基づいた省電力制御手法 を提案し、実験によりその有効性を確認した。

中谷聡志君(2008年大学院修士課程修了)

  • 情報処理学会第70回全国大会 学生奨励賞
  • タイトル:「自己反射を考慮した鏡面反射物体のGPUレイトレーシング法」
  • 鏡面反射物体に自分自身が写り込む複数回の反射を考慮したレンダリング法を提案した。 GPUを用いてフラグメント単位でレイトレーシングを行うことにより、高速かつ高精細な画像生成を実現した。

中谷聡志君(2008年大学院修士課程修了)

  • 情報処理学会第69回全国大会学生セッション 学生奨励賞
  • タイトル:「自己反射を考慮した鏡面反射物体の高速レンダリング」
  • 鏡や金属の表面のような鏡面反射物体の画像を生成する上で、周囲の環境の映りこみを考慮することはリアルさを向上させる上で重要である。なかでも、物体表面の一部が物体自身に映りこむ自己反射を考慮することはリアルな画像を生成する上で必要である。本稿では、自己反射を考慮した鏡面反射物体の画像をインタラクティブに生成する手法を提案する。

華 春生君(2007年大学院博士課程修了)

  • (財)船井情報科学振興財団IPSJ Digital Courier 船井若手奨励賞
  • タイトル:「K-means tracking with variable ellipse model」
  • 我々はこれまでに、「K-means トラッキング」と名づけたターゲット追跡の方法を提案している。これはターゲット点と、その周りの非ターゲットクラスタ点の集合をクラスタ中心として与え,K-meansクラスタリングによって追跡を行う方法である.この方法は追跡対象領域内に背景が混入しても,安定に追跡が行える,色と座標の5 次元空間内でクラスタリングを行うためx-y 平面上での追跡と対象の色変化への追従が同時に行えるという特長がある。この一方で、処理速度が遅いこと,ターゲットの回転や拡大・縮小に対処できないなどの問題が残っている。本論文では、これらの問題を解決するために、非ターゲット点集合を可変楕円モデルで表す手法を提案する。 本提案手法の特徴として: 1)可変楕円モデルの中心をターゲットのクラスタ中心とし、非ターゲットのクラスタ中心点は楕円モデル輪郭上の画素から選定し、K- means クラスタリングによって楕円モデル内の各画素をターゲットと非ターゲットに分けながら追跡する。これによって、計算量を大幅に軽減できると同時にターゲット検出の安定性も向上できる。 2)ターゲットの検出結果に基づいて可変楕円モデルのパラメータをフレームごとに更新する。これによって、ターゲットの回転と拡大・縮小に対処できるようになる。元手法との比較実験を通じて、本提案手法が速度ならびに安定性の両面で大きく改善できることを確認した。

池本和広君(2006年大学院修士課程修了)

  • 情報処理学会DBS/BCC/GN合同研究会 学生奨励賞
  • タイトル:「携帯電話を用いた糖尿病看護支援システム」
  • 糖尿病の治療方法としては食事療法、運動療法、および薬物による治療があり ますが、いずれも自宅での忍耐強い治療の継続が必要です。この研究では、患 者の在宅治療を支援するために、患者が日々の治療状況(運動量や毎日の献立 、投薬状況など)を携帯電話から入力することで、看護師や栄養士が病院のパ ソコンで日々の患者の治療状況をチェックし、必要に応じて激励やアドバイス をすることで、患者が意欲を持って在宅治療を継続することを支援するシステムを構築しました。
  • 60040007.gif

平野隆則君(2006年大学院修士課程修了)

  • 情報処理学会DBS/BCC/GN合同研究会 学生奨励賞
  • タイトル:「消費者参加型ギフトセット商品開発のビジネスモデル」
  • この研究では、商品作成のコストダウンと宣伝効果が 期待できるビジネスモデルとして、成果報酬を導入した 消費者参加型商品開発モデルを提案しています。そして、既存のCMS (コンテンツ管理システム)に機能拡張をすることで、消費者参加型の ギフトセット作成システムを開発しました。さらに、学生がそのシステムを 使ってギフトセットの案を作り、インターネット通販を実施している 企業の方に評価していただきました。

野口真身さん(2007年大学院修士課程修了)

  • 画像の認識・理解シンポジウム2005(MIRU2005) 優秀論文賞
  • タイトル:「マーカーの軌跡を用いた非同期カメラの幾何学的・時間的キャリブレーション」
  • 複数のカメラによって撮影された運動物体の3次元形状を復元するためには、カメラ間の位置・姿勢を推定する幾何学的キャリブレーションだけでなく、各カメラ間の撮影時刻のずれを推定する時間的キャリブレーションも重要となる。 本論文では、撮影時刻が一致していない複数カメラに対する、幾何学的・時間的キャリブレーション手法について述べる。 一般に、カメラ間の位置・姿勢を推定するには、各カメラで撮影した画像中の多数の特徴点を対応付ける必要があるが、この処理は非常に手間がかかる。 そこで、本研究では多数の特徴点の代わりに、単一の移動マーカーを複数カメラで観測し、マーカーの軌跡を推定することで、幾何学的・時間的キャリブレーションを実現する。 提案手法では、各カメラで観測したマーカーの軌跡を対応付けることで、カメラ間の位置関係を推定し、またマーカーの軌跡の時間的なずれから撮影時刻のずれを推定する。 実験では、時刻ずれの誤差が1ミリ秒以下、画像上での幾何学的誤差が1pixel以下となり、本手法の有効性を確認した。また、ラジコンヘリコプターの軌跡を用いて、キャリブレーションパターンの設置が困難な上空でのキャリブレーションが可能であることを確認した。

北川洋介君(2007年大学院修士課程修了)

  • 画像の認識・理解シンポジウム2005(MIRU2005)インタラクティブセッションIS4 インタラクティブセッション優秀賞
  • タイトル:「アイモデルを用いた視線推定のための黒目追跡」
  • 我々は,一枚の入力画像から黒目の輪郭を抽出し,楕円をフィッティングして,その形状に基づいて視線方向を推定する手法を提案している.しかし,まぶたと黒目の境界線と,黒目の輪郭との区別は一般的に困難である.この問題を解決するために,本論文では,まぶたと黒目の輪郭をもつアイモデルを構築し,それを用いて安定かつ正確に黒目の輪郭を追跡する方法について検討する.瞬きのある場合にも追跡できるようにするためにCondensation を採用し,黒目のエッジの向きと黒目の輝度を考慮した尤度を提案する.
  • 内容説明動画(2.74MBytes)

中井宏樹君(2005年卒業)

  • 電子情報通信学会第10回電子情報通信学会関西支部学生会研究発表講演会 学生会奨励賞
  • タイトル:「農作業支援の為の統合型センサー生育情報管理システム」
  • 本研究では、圃場に設置したセンサーネットワークから送られてくるデータを 蓄積・分析するための管理システムを構築した。センサーからは温度、湿度、雨 量、土壌水分量、土中温等のデータが定期的に蓄積される。蓄積されたデータは SVGを用いて作られた地図インタフェースを操作することで、簡単に閲覧分析を 行う事ができる。また、収集したデータをExcel形式で取り出すことも可能で、 グラフ化等の分析も容易にできる。

豊國和美さん(2005年卒業)

  • 電子情報通信学会第10回電子情報通信学会関西支部学生会研究発表講演会 学生会奨励賞
  • タイトル:「農作業支援のための自律型圃場モニタリングシステム」
  • 農作業を支援するための、センサネットワークノードを試作した。本センサー ノードは、マイクロコントローラとしてPICを用い、土壌水分等のセンサー等を 接続することができる。また無線LANの機能を持つためにセンシングしたデータ をケーブルを接続すること無く送信することができる。バッテリと太陽電池によ り自律動作機能も実現した。センシングを行っている時以外はマイクロコント ローラおよび無線LANを省電力モードで動作させ安定して動作させることが可能 になった。

中野雄介君(2005年大学院修士課程修了)

  • 情報処理学会グループウェアとネットワークサービスワークショップ2004 ベストプレゼンテーション賞
  • タイトル:「3次元仮想空間内でのインフォーマルコミュニケーション支援システム InCom の実装と評価」
  • 近年、インフォーマルコミュニケーションをインターネット上のコミュニケーションに導入しようとする動きが活発になっており、いくつかのシステムがすでに利用されている。しかし、これらのシ ステムでは専用のサーバや 3 次元コンテンツが必要である。そこで我々は、3 次元仮想空間上でのインフォーマルコミュニケーションを実現する InCom を提案した。このシステムは、既存の HTML ドキュ メントから 3 次元仮想空間を生成し、そこでのアバタを用いたゲイズアウェアネスをユーザに提供する。また、InCom のブラウザは peer-to-peer によって他のブラウザと通信する。我々が作成したプロトタイプシステムにおいて評価実験を行った結果、ユーザはゲイズアウェアネスによって興味を共有できることがわかった。

内藤祐喜君,平松宙祥君(2003年卒業)

  • 電気学会平成15年度電気学会産業応用部門研究会 部門優秀論文発表賞
  • タイトル:「オントロジーを利用した医療文献検索システム」
  • この研究発表は、医療分野(生活習慣病)のオントロジーを利用することで、従来困難であった意味検索を実現した点に新規性があります。検索キーワードをオントロジーを利用して、拡張語を選定することで、検索者の熟知していない医療分野の新専門用語や、キーワードの一般用語、関連語も考慮した検索を実現しています。専門医(大学病院)、開業医、患者間の医療情報の治療知識ネットワークに実装し、実用性が確認されています。今後の発展と実利用が期待できる研究タイトルです。

冨金原賢次君(2002年大学院修士課程修了)

  • 情報知識学会情報知識学会誌第13巻2号 2004年度情報知識学会論文賞
  • タイトル:「平安・鎌倉時代を対象とした僧侶データシステム」
  • この研究では、8~13世紀ごろの、仏教における僧侶の師弟関係に基づく 系図書を主な対象としています。師弟関係を、データベースを使って 効率よく格納・登録する手法を提案し、Javaで実装しました。 検索・閲覧については、単なる系図表示にとどまらず、系図をまたいだ 人物検索システムを開発しました。これは、2人の僧侶を入力すると、 その2人を中継する人物を発見し、2枚の系図を表示してその関係解明を 支援するというものです。

大池洋史君(2006年大学院修士課程修了)

  • 情報処理学会CVIM研究会コンピュータビジョンとイメージメディア研究会卒業論文セッション 最優秀賞
  • タイトル:「鮮明な画像撮影のための高速追従型アクティブカメラ」
  • 本論文では,高速に運動している物体を対象として,それを鮮明に撮影するためのアクティブカメラ制御方法を提案する.知覚モジュール(検出部)では,視線方向を変更しても運動視差が生じない視点固定型カメラで画像を撮影し,単色対象の追跡を安定化させるために,色空間内でのヒストグラムのシフトを行う改良型mean shift 法によって画像上での対象の重心位置を追跡する.行動モジュール(制御対象)では,パン・チルトユニット(PTU) の速度制御にPID 制御を採用する.これは,対象の速度をP 成分,位置をI 成分,そして対象の予測運動をD 成分に対応付けることにより,対象の運動予測を行いながら,カメラの回転速度を対象の速度に合わせると同時に,対象を画像の中心でとらえるというカメラ制御が実現できるからである.実験結果より,本手法がアクティブカメラ制御法として有効であることを確認した.
  • 内容説明動画(3.06MBytes)

中野雄介君(2005年大学院修士課程修了)

  • 情報処理学会第66回全国大会学生セッション 学生奨励賞
  • タイトル:「Web 3次元空間上でのインフォーマルコミュニケーション支援」
  • インターネットを利用したコミュニケーションに偶然の出会いから発生するインフォーマルコミュニケーションを取り入れる試みが盛んである。WEBページに関しても、他の閲覧者に関するアウェアネスを提供し、インフォーマルコミュニケーションを行うツールがある。しかし、これらは2次元でのコミュニケーションであり、3次元に比べてユーザ同士、相手を身近に感じることができず十分に支援できているとはいえない。そこで、本稿ではWEBページから生成した3次元共有仮想空間内でのインフォーマルコミュニケーションの発生を支援する技術を提案する。これにより、WEBページ上での3次元インフォーマルコミュニケーションが実現する。