学生の受入
受験者数と合格者数
2022年度 | |||||
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コース | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 |
入学定員 充足率 |
学校改善マネジメント | 7 | 7 | 7 | 7 | |
スペシャリスト | 3 | 3 | 3 | 3 | |
特別支援教育 | 3 | 3 | 3 | 2 | |
授業実践力向上 |
12 | 11 | 11 | 10 | |
計 |
25 | 24 | 24 | 22 | 0.73 |
進路状況
学校改善マネジメントコース
修了生の多くは、学校現場に戻り、研究主任等の役割に就いて大学院での学びを現場に還元している。
また管理職や指導主事となり活躍している修了生もいる。
管理職 |
県指導 主事 |
市町村指 導主事 |
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2017年度修了生 | 3 | 1 | 0 |
2018年度修了生 | 2 | 0 | 1 |
2019年度修了生 | 2 | 0 | 0 |
2020年度修了生 | 0 | 3 | 0 |
2021年度修了生 | 0 | 1 | 0 |
授業実践力向上コース
学部卒院生の多くは、修了後、学校現場で教員として活躍している。2021年度修了生の教員就職率は約92%である(講師も含む)。
教員就職をしていない者は、追加で教職員免許状を取得するため、さらに学習を進めている。
進路先データはこちらのページへ
修了生のコメント
学校改善マネジメントコース(2018年度修了生)
熊代紀保(現在:串本町立串本小学校教諭)
地域の魅力を子ども達と感じながら
私が勤務する小学校は、本州最南端の串本町にあります。児童数の少ない小規模校が多いです。子ども達は、男女・学年を問わず仲が良く、休憩時間になるとサッカーや遊具遊び等に興じています。地域の方々も親和的で温かく、教育活動に協力的に関わって下さいます。
恵まれた環境で教員生活を続けてきて、いつしか中堅教員になっている自分を振り返った時、教師としてのスキルアップやより実践的な教師力の向上を図る必要性を感じ、教職大学院に進学しました。
1年目は、月曜日に勤務校でインターンシップ活動、他の日は大学院棟で学びながら、学校改善にかかる課題リサーチとプランニングを行いました。2年目は、地元の現任校に戻り、学級担任業務を行いつつ、研究課題「課題を探究する子どもの育成~総合的な学習の時間を通して~」に取り組みました。古くから伝わる「河内祭」の調べ学習を起点に、児童一人ひとりが、知りたいこと・調べたいこと・伝えたいこと等を探究していく活動を行いました。探究的に学ぶことの楽しさや魅力を実感し、地域のよさを知り、それを発信していく子どもの育成を目指しました。
大学院の体験は、これまで取り組んできた実践と理論が結びつき、今まで見えなかったことが見えてくる、驚きと喜びの連続でした。また、和歌山県各地に切磋琢磨し合える院生仲間ができたことも貴重な財産となりました。
授業実践力向上コース(2018年度修了生)
中山裕介(現在:横浜市立みなと総合高等学校教諭)
子どもの実態に合わせた授業づくりを目指して
私が好きな社会科の面白さを伝えたい、そんな思いから中学校社会科の教員を目指して和歌山大学教育学部へ。授業力のさらなる向上を目指して教職大学院に進学しました。
1年目は、毎週月曜日のインターンシップ実習、初任者研修プログラムへの共同参加、小規模校実習など多くの実践的な経験と学びがありました。2年目は、4月と9月に1ヶ月間の実習があり、自らの課題に向き合いながら実習を行いました。
院での学びで一番大きかったのは、目の前の子どもたちの実態に合わせて授業を創造することの大切さに気づけたことです。自分が面白いと感じた教材をそのまま授業で伝えるというより、教材研究において取捨選択し、さらに子ども一人ひとりの発言を活かした授業づくりを心がけるようになりました。また、授業後に自分自身の授業の物足りなさを感じられるようになりました。これまでの私は、自分自身の授業のどこが課題なのか気づくことができず、ただ、何となく自己満足で終えていた面もあったからです。
私がこのように授業づくりへの視点・姿勢が変わったのは、教授陣の講義はもちろんのこと、毎日席を共にできる学校改善マネジメントコースの現職院生の方々や同期の院生らとの何気ない日常の会話も大きかったです。今は、目の前の子どもの実態に合わせた授業の創造を追求して日々授業づくりを行っています。