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【開催レポート】第9回ワダイノLIVE@Kishiwada「遊びながら学ぶ!数学で読み解くゲーム必勝法」

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公開日 2025年07月04日

 開催レポート

  • 話題提供者| 北山 秀隆(きたやま ひでたか)氏
    和歌山大学 教育学部 准教授

  • 開催日時| 2025年6月18日(水)19:00〜20:30(開場 18:50〜)

  • 開催方法| 岸和田市中央地区公民館
     ①対面参加 ②オンライン同時配信(ハイブリッド開催)

  • 参加者数| 会場:19名 オンライン:28名 合計:47名

■ 講演内容のご紹介

石取りゲームや三目並べなど、身近な遊びを題材に、“勝ち方のヒミツ”を数学の視点から読み解くユニークな講演会です。当日は、10代の子どもたちが実際にゲームに挑戦!コンピューターとの対戦に勝ち、会場は拍手に包まれ、大いに盛り上がりました。「数学って面白いかも!」「考える楽しさがわかった」「あっという間の時間だった」と、参加者からは多数の感想をいただきました。難しい数式は一切なく、こどもから大人まで、数学が得意でも苦手でも、「なるほど!」「おもしろい!」と感じられる講演会となりました。

■ 参加者の声(一部抜粋)

  • とても面白かったです。数学を苦手と思っていましたが、面白いかも!と思いました。

  • 数学について苦手意識がほとんどだったのですが、ゲームを通して理論を考えたりすることで、苦手意識より好奇心の方が多く感じられて楽しいな、と思いました。小学生の子どもの算数のわからないところを最近聞かれるのですが、私が苦手なので、どうしたものか…と思っていたのですが、楽しく一緒に考えられたらと、おかげさまで前向きな気持ちになれました。朗らかな先生や、司会者の方、参加されている方々の穏やかな雰囲気で、素敵な講演会だなと思いました。参加させていただけて、よかったです。ありがとうございます。

  • 中学生の孫と参加しましたが、たいへん面白かったです。

  • とても興味深かった。数学が楽しい。数学をテーマにした講座を継続してほしい。


■ 北山先生からのメッセージ

このたびは、会場又はオンラインでのご参加をいただき、誠にありがとうございました!

ワダイノLiveでの講演は初めてでしたので、どのような内容が期待されているのか分からず手探りの状態で準備したのですが、熱心にゲームに参加してくださった皆様のお陰で私自身も楽しみながら話すことができました。講演で紹介できた内容はほんの一部にすぎず、他にも面白いゲームはたくさん有ります。また、既存のゲームのルールを改変することで、もっと面白いオリジナルのゲームを作り出せることも有ります。これを機に、数学的なゲームにご関心を持っていただけましたら幸いです。


■ ここが言い足りなかった(補足)

講演の最後に紹介したトーラス(ドーナツ)上の三目並べについては、時間の関係で詳しい解説ができませんでした。ご興味がありましたら、例えば以下のWebページで詳しい情報を読むことができます。

 

はてなブログ Corollaryは必然に。

“トーラス上で三目並べ 〜初手は俺〜”

https://corollary2525.hatenablog.com/entry/2017/12/17/005210

 

Concrete Nonsense: A group blog about mathematics

“Topological Tic Tac Toe 1: The Torus”

https://concretenonsense.wordpress.com/2008/04/15/topological-tic-tac-toe-1-the-torus/

 

Chalkdust: A magazine for the mathematically curious

“Topological tic-tac-toe”

https://chalkdustmagazine.com/features/topological-tic-tac-toe/


■ 参加者からの質問とその回答

質問:大学で学生に対してもこういう授業をしていますか?学生さんたちの受け止めはどうですか?

回答:卒業論文作成を見越した大学3・4年生のゼミでは、今回扱ったような数学的ゲームを

テーマにしています。

将来教員になることを目指している学生にとっては、現場で活用できる内容ということもあり、

熱心に取り組んでくれていると感じます。

 

質問:ゲームは単純で面白くできたのですが、高校生が「論理的思考」を培うのに、

言葉で説明させるのが難しそうです。

回答:おっしゃるとおりで、頭の中では分かってもそれを論理的に言語化することは非常に難しいことが

多いですので、日頃から論理的に説明する経験を積ませることが重要になります。最初から完璧な説明を

求めるのではなく、「どうしてその手を選んだの?」「もし相手が違う手を打っていたらどうした?」など、

部分的な問いかけから徐々に進めていく必要があると思います。

 

質問:統計学や数学を駆使して選挙に勝つ確率を上げることはできるでしょうか?

回答:選挙に限らず、ビジネスでもスポーツでも、統計学や数学を元にしたデータ分析や数理モデルを

駆使すれば有利になるでしょう。実際にそのような事例はたくさん有ります。これからは、統計学や数学の

能力がますます求められる時代になると思います。

 

質問:高校生になってでないと、こういう指導要領の数学の授業はないのですか?中学生や小学生の

高学年の児童にも、こういうふうな数学や算数の授業が行うことが出来るともっと数に興味や関心が

向いて数学が楽しく取り組まれるのではないですか?

回答:今回は高校数学という視点で説明しましたが、小学校や中学校での算数・数学でも児童・生徒が

楽しみながら学べるような教材が工夫されています。公式や定理などを勉強するだけでなく、実際に

自分の頭で考えるという能力を身につけることが重要になります。

 

質問:ゲーム→オンラインゲーム→射幸心↑→ギャンブル依存症というパターンに陥ってしまう

のではないだろうか?

回答:確かに、そうなってしまっては大問題です。高校生のうちから、ギャンブルのリスクの

正確な理解が大切です。偶然儲かったとしても長期的には勝てないということを理論的にも

きちんと納得させることが必要でしょう。

 

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