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物理工学

物理工学
「物理」をベースにした新しい工学の創出

物理学や材料の知見に基づいて、新たな仕組みのマイクロマシンやアクチュエータの実現、光による情報の超高速伝送・高機能処理・3次元記録技術・顕微イメージング、および物理モデルの数学解析に関する教育と研究を行ないます。確とした学問をベースに、日々進展している技術と新たな発想とを加えながら、デバイス・方式・システムにわたる分野の議論を行ないます。

研究分野

野村 孝徳、最田 裕介
情報フォトニクス

情報フォトニクス研究室では、光波を利用した計測や記録などの情報処理技術に関する研究をおこなっています。一言で表すと「光(フォトニクス)と情報を融合した研究」をおこなう研究室です。主に多次元データの取得、再構成、記録を研究対象としています。現在では、特殊な光学素子を必要としないシングルショット位相シフトディジタルホログラフィや目が疲れないホログラフィックディスプレイ、干渉計測、ホログラフィックメモリの研究に力を注いでいます。

松本正行、似内映之、宮崎淳
光エレクトロニクス1

光を用いた計測と情報通信に関する研究を行っています。信号処理のためのエレクトロニクス技術と組み合わせて、光通信、光センサ、顕微光イメージング、光学定数測定についての先端的な光応用システムを創出することを目指しています。

 
  • 光エレクトロニクス2
幹 浩文、菊地 邦友
マイクロ工学

ライフイノベーションの実現に重要な役割を果たすと期待されている微細加工技術を応用した精密機械システムの研究・開発の推進と、それを通じた人材育成を行っています。近年は、高分子材料を用いた柔軟な動きのアクチュエータ、触覚センサやマイクロ注射針などのポリマーMEMS(Micro Electro Mechanical System)の研究開発を行っています。

久保 雅弘
数理モデル解析

様々な物理現象の数理モデルを構築し、数学的に解析しています。現代的な数学解析手法(関数解析学、超関数論、ヒルベルト空間における凸解析学等)を基礎理論として踏まえつつ、非線形解析の新たな枠組みとして、伝統的な変分原理と無限次元空間における不動点解析を融合した「準変分解析」という考え方を提唱し、相転移ダイナミクス、浸透流の水力学モデル等の具体的問題に応用して、モデルの適切性等の基本的性質を研究しています。

担当教員

氏名 役職 キーワード
久保 雅弘
(クボ マサヒロ)
教授 非線形偏微分方程式、非線形発展方程式、準変分解析
野村 孝徳
(ノムラ タカノリ)
教授 情報フォトニクス、ディジタルオプティクス、光セキュリティ、光応用計測
松本 正行
(マツモト マサユキ)
教授 光ファイバ通信、光ファイバセンサ、非線形光学、高速光信号処理
似内 映之
(ニタナイ エイジ)
准教授 光応用計測、光記録、非線形光学
幹 浩文
(ミキ ヒロフミ)
准教授 MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、マイクロファブリケーション、ナノマイクロメカニクス、マイクロセンサー
宮崎 淳
(ミヤザキ ジュン)
准教授 光ナノ計測、顕微光イメージング、非線形・非平衡系の物理
最田 裕介
(サイタ ユウスケ )
講師 情報フォトニクス、光記録、光応用計測
菊地 邦友
(キクチ クニトモ)
助教 ソフトアクチュエータ・センサ、ソフトロボティクス、マイクロマシン、微細加工

修士論文題目