Interview
先輩たちの声
教育学部
音楽を「教える力」を磨く、実技と研究に基づく学び
卒業生
山原 真菜さん
和歌山大学教育学部を選んだ理由やきっかけを教えてください。
私は幼少期から音楽を学び続け、その奥深さや表現する喜びに触れてきました。大学でもこの学びを止めることなく、より専門性を高めたいと考えていました。また、生まれ育った和歌山の教育に貢献したいという思いもありました。地域に根ざした学びを通して音楽の楽しさを子どもたちに伝えられる教員を目指し、和歌山大学教育学部を志望しました。
教育学部ではどのような学びに取り組みましたか。授業、ゼミ、教育実習、研究活動などについて教えてください。
在学中は音楽教育を軸に、実技と指導法の双方に力を入れて学びました。バロックから現代音楽まで幅広い楽曲に触れ、各時代の様式に応じた演奏表現を習得しました。専攻研究ではエリック・サティをテーマに、音楽と絵画・映像の同期がもたらす表現効果について考察しました。こうした専門的な学びを基に、音楽科指導法では、視覚や触覚情報との融合など多角的なアプローチによる「音楽の楽しさを主体的に発見させる授業づくり」を意識しています。
在学中に特に印象に残っている授業や学びの経験について教えてください。
特に印象に残っているのは、和歌山大学教育学部附属特別支援学校を訪問し、学生主体で企画・運営した音楽会です。「五感で楽しむ音楽会」をコンセプトに、音楽を“聴く”だけでなく、視覚的な演出を取り入れるなど、児童一人ひとりに音楽を届ける工夫を重ねました。特別支援を要する児童に寄り添いながら多角的な表現方法を模索し、実際に形にできたことに大きなやりがいを感じました。この経験で得た「音楽と児童を繋ぐための工夫」は、現在の通常の音楽授業においても、児童の特性や興味に寄り添った授業づくりの大切な指針となっています。
教育学部での学びを通じて身についた力や、自身が成長したと感じる点について教えてください。
音楽科全般に対する理解を深めると同時に、児童の実態に応じて多角的な指導方法を構築する力が身につきました。特に特別支援教育の視点から、目に見えない音楽を視覚や触覚などを用いて「いかに分かりやすく認識させるか」を追求した経験は、現在の指導の軸となっています。また、音楽を主体的に楽しむための導入の工夫についても深く研究し、児童の興味を惹きつける実践的な授業構成力を身につけることができました。
教育学部に進学して良かったと感じることを教えてください。
和歌山大学に進学して良かったと感じるのは、入学後に音楽を専門的に深められる環境が整っている点です。受験に特化した音楽学習の経験がなくても、先生方の幅広い専門知識と丁寧な指導により、演奏技術から実践的な指導法まで体系的に学ぶことができました。また、地域に根ざした大学であるため、和歌山県の教員採用試験を見据えた対策ができ、教員になるという目標を早期に実現できたことも大きな魅力だと感じています。
教育学部を目指す高校生へメッセージをお願いします。
高校生の皆さん、進路について悩むことも多い時期だと思います。和歌山大学では、入学後に自分の興味に合わせて学びを深めていくことができます。現時点で明確な将来像がなくても、焦る必要はありません。多様な専門性を持つ先生方や実践的な学びを通して、悩みながら進む中で「本当にやりたいこと」がきっと見えてきます。自分の可能性を広げ、未来を切り拓く場として、和歌山大学は心強い選択肢になるはずです。


