Interview
先輩たちの声
経済学部
社会を支える経済を学び、自分の関心を見つけた4年間
卒業生
大岡 陽介さん
和歌山大学経済学部を選んだ理由やきっかけを教えてください。
将来やりたいことが明確ではなかったため、社会のあらゆる場面に関わる経済の仕組みを学ぶことで、進路の可能性を広げたいと考えたことがきっかけです。当時の先生からのアドバイスも後押しとなり、幅広い分野に応用できる汎用性の高い経済学部への進学を決めました。
所属学部ではどのような学びに取り組みましたか。授業、ゼミ、研究活動などについて教えてください。
2年次にはミクロ経済学の基礎を学び、経済学的な思考力の土台を固めました。3年次以降は労働経済学・社会政策を専門とするゼミに所属し、賃金や所得格差を中心テーマとして研究に取り組みました。卒業論文では「正規雇用労働者の賃金の上方硬直性」をテーマに、なぜ好況期においても正規雇用者の賃金が上昇しにくいのかについて、先行研究や統計データを用いて分析しました。試行錯誤を重ねながら論文を完成させた経験は、課題に粘り強く向き合う姿勢を養ううえで大きな糧になったと感じています。
在学中に特に印象に残っている授業や学びの経験について教えてください。
1年次に受講した経済原論の授業が特に印象に残っています。企業の利潤追求や技術革新が労働需要に与える影響など、資本主義経済の構造を学ぶ中で、「経済学はお金の計算をする学問」という入学前のイメージが大きく変わりました。なかでも、「経済とは“経世済民”、世をおさめ民をすくうことが語源である」という先生の言葉が強く心に残っています。それ以来、供給者や政策の視点から社会にとって何が望ましいのかを考える経済学の面白さに気づき、後のゼミで労働経済学や社会政策に関心を持つきっかけとなりました。
所属学部での学びを通じて身についた力や、自身が成長したと感じる点について教えてください。
在学中に最も成長したと感じているのは、物事を論理的に整理して考える力です。ゼミでの文献読解やディスカッション、卒業論文の執筆を通じて、データや根拠をもとに自分の考えを組み立てる習慣が身につきました。また、時間をかけて論文を完成させた経験は、最後まで粘り強く取り組む姿勢を育ててくれたと感じています。
所属学部を目指す高校生へメッセージをお願いします。
入学時にやりたいことが決まっていなくても、全く問題ありません。経済学は社会の仕組み全体を扱う学問なので、学んでいく中で自然と自分の関心が見えてくることも多いです。授業やゼミで出会う考え方や先生の言葉が、思いがけないきっかけになることもあります。焦らず、自分のペースで学びを楽しんでください。


