受験生のみなさん,こんにちは.

システム工学研究科2年(大学院2年)の田中です.

   

私は,システム工学部デザイン情報学科で4年間,

システム工学研究科(大学院)で2年間の合計6年間を過ごしました.

そしてこの春,和歌山大学を卒業します.

振り返ると「システム工学部・工学研究科で良かったな」と思っています.

   

■簡単に,システム工学部の説明をします.

システム工学部は「THE理系!!」の学部です.

知能情報学・ネットワーク情報学

機械電子制御・電子計測

応用物理学・化学

環境科学・環境デザイン

メディアデザイン・社会情報学

といった10の教育・研究領域にこの春から再編されます!再編の詳細はこちらをご覧ください.

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再編にともない,前期日程の募集人員が前年に比べ20名増えます!

また後期日程の個別試験が,1学科共通の総合問題となります!詳しくはこちらをご覧ください.

  

他の大学と違うところは,"工学部"ではなく,"システム"工学部であることです.

例えば,自動車の製造というと,

「自動車=機械系」というイメージがあると思います!

  

しかし,最近の自動車は,

・自動運転する車の登場(=情報系)

・GPSによるカーナビの普及(=通信系)

・燃料電池車や電気自動車の登場(=化学系)

・人と自動車が共存する社会を検討する必要性(=環境系)

・見た目や乗り心地といった付加価値となる車のデザイン(=デザイン系)

など,複数の分野にまたがっていることが分かります.

"システム"工学部では,「複数の技術領域を見通し,新しい産業の育成に寄与できる人材の育成」を目指し,

学問を体系的(="システム")に学ぶことができます.

  

■私の体験談をお話します.

私は,「デザイン」と「情報」を学んできました.

まず,私の研究を見てください.

パソコンを使ってソフトウェアをつくる「情報」と

どのようにしたら使いやすいか・使ってもらえるかを考える「デザイン」

を学んできました.

  

システムの画面のデザインも,以下のように変わっていきました.

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開発当初は,「どれがボタンやねん!!」

「フラットデザインのその先にいっているね!」

など,色々コメントをもらいました.

そこから,デザインを検討・改良を重ねていきました.

  

私は大学というところは,「教育機関かつ研究機関」であると思っています.

その両方を実感することができて非常に満足しています.

  

学部1年生から3年生にかけて,

講義・コンペ・課外活動などの教育を通して,基盤となる要素を学びます.

そして,学んだ要素を研究で発散・応用していきます.

  

私はその両方を学べたと思っています.

そのために自分で進んで追求しましたし,追求できる環境が和歌山大学にはありました.

   

追求したことの1つが,「学会」への参加です.

学会とは,同じ分野の先生や他大学の学生が自分の研究を発表し,討論を行う場です.

 

学会に参加して気付いたことがあります.

学会には,旧帝大や有名私立大などのたくさんの大学がいます.

しかし,大学のネームバリューでは劣るかもしれませんが,

研究の内容が劣っているとは思ったことがありません.

受賞もしちゃいます.指導していただいた先生には本当に感謝しています.

  

以上です.

この春からシステム工学部は学科が再編されます.

しかし,「研究室」というグループは変わりません!!

研究室とはどのようなものなのか?

研究室や研究内容について動画で紹介されていますので,

興味があればこちらから是非見てください.