大学紹介
【令和7年度】坂本光咲様(経済学部令和4年度卒業生 営業開発本部MK開発部マーケティング課)✖三﨑裕司様(株式会社サンコー 管理本部 副本部長)
坂本光咲様(経済学部令和4年度卒業生 営業開発本部MK開発部マーケティング課)

社会人になってから、物事への考え方や行動など、自身の変化についてお教え願います。
社会人になってから、自分の生き方を考えることが多くなりました。人生を通して何を成し遂げたいか、みたいなことがだんだん見えてくるようになったっていうのが、大きな変化です。
学生時代はマーケティングを学んでいたこともあって、「就職したらマーケティングや商品企画をやりたい!」という考えがあり、そのワクワク感とか面白さに惹かれていたんです。でも今は、仕事への考え方や視点が変わってきて、商品企画をしたいというのがゴールではなくて、本当にこう、世の中のできるだけたくさんの人の生活に大きな影響を与えたいっていう想いが強くなってきました。私たちが企画した商品が、世の中の人たちの悩み――自分では解決できないって思い込んでいるニーズや潜在的な課題――を、マーケティングの力で解決に導いていって、その人たちの生活を救えたり、幸せになってもらいたいっていうことを、心から思えるようになってきたんです。結構なんか、寝る前に「自分が生まれた意味」みたいなことを考えることがよくあって。「何のために生まれてきたんやろ?」みたいなことを考えたときに、「自分がやりたいことをやる」じゃなくて、「できる限り多くの誰かのために影響を与えたい」。しかも、小さな生活の改善とかではなくて、「圧倒的な、革新的な、感動的な、そういうものを作りたい!」って。それが、この世に生まれた意味なんかな、と思うようになったんですよね。悟り開いたみたいになってます?20代なんですけれど、精神年齢80歳くらいらしいです(笑)。
和歌山大学での学びで、卒業後の人生に役に立っていることについて、お教え願います。
ゼミの活動で身に付けたことだと思うんですけど、課題解決に導くために考え続ける力、仕事に取り組む主体性や実行力が、今すごく役立っているなって思います。
会社の中でもマーケティングの部門ができて、まだそんなに長くないんです。そのため、自分の中で「今まで世の中にない市場」っていうのを考え抜くことや、AIを活用しながら未来の社会を予測して、数字で示して説得していくことも必要になってきます。
実際に顧客にアポイントを取って、アンケート調査を約200名以上に実施して、そこからさらに本当に課題を持っている人に対してヒアリング調査を行うことで、「社会がどう変わるか」「どれくらい影響を与えられるか」っていうのを、未来を常に考えながら、顧客の持っている課題をトコトン突き詰めて、それを満たせたら、最終的に売り上げに繋がっている、みたいな。そういった行動力も、ゼミ活動で身に付けたものかなと思います。
ひとりではそうはなれていなくて、先輩もいて、同期もいて、チームでプロジェクトをやる中で、お互いが仲間だけどライバルみたいな。もちろん負けたくない気持ちもあるし、より良いモノを作りたいっていう気持ちもあるし。そういった環境面もあって、本当に良かったなと思っています。

大学時代にやっておいた方が良かったこと、やっておきたかったことがあれば、お教え願います。
今思えば、もっと興味の幅を広げておきたかったなと思います。長い人生を通して、いろんなことをやってみたいなっていう気持ちもあって、「自分が他にどんな興味を持ったんやろうな」っていうのを、一番時間がある大学時代に見ておきたかったなっていうのは思います。
自分の性格上、ひとつ夢中になったらそれに注力してしまうっていうのがあって、ゼミ一筋でやってきたんですけれど、当時は、それが仕事や夢にまで繋がってくるとは思っていなかったですね。
今後社会に出る後輩に一言エールをお願いいたします。
学生時代、就活中に「人生を考える時期やで」とか「人生について考えなあかんで」って周りから言われていたんですけど、当時は興味・関心だけで進んだところもあって、あまりピンときてなかったんです。
今やってみたいことや、地元にいたい気持ちを優先して、就職先を選びました。社会人になって実際にやってみることで、目の前の目標を少しずつ達成していって、経験を積み重ねることで、自分の生き方とか考え方が明確になってくるっていうのを、私がこの3年間やってきた中で実感しています。私でも社会人になってから、そういったものを見つけることができているので、そこをあんまり不安に思わないでほしいって思っています。今考えられる範囲でできることを精一杯やっていること、それが本当に素晴らしいことだと思います。周りと比べずに、自分が考えて決断したことに自信を持ってほしいです。「そこまで心配しなくていいよ」って、後輩に伝えたいですね。
三﨑裕司様(株式会社サンコー 管理本部 副本部長)

和歌山大学卒業生の優れている点などについて、お教え願います。
和歌山大学の卒業生は2名在籍しています。どちらも経済学部の卒業生です。
ふたりともタイプは違うのですが、「頼りがいがある」という点は共通しています。まず、コミュニケーション力がありますね。いい意味で自信に満ち溢れていて、怖いもの知らずな面があると思います。また、何事もすぐに即決して、行動に移してくれるという印象もあります。
弊社では毎年、表彰制度があります。4月の方針発表会のときに表彰を行うのですが、今年は社長賞・専務賞ともに、和歌山大学の卒業生ふたりが受賞しました。社長賞は、数字と結果を残していないと取れない賞なんです。2020年入社の林佑光子さんは、海外にも積極的に自ら開拓してきた点が評価されての受賞です。展示会に出て、お客様の懐に入り込んでいくんですよ。海外にひとりで行かせるって、なかなか企業側としても勇気のいることなんですよね。でも、上司がついていなくても、安心して行ってもらうことができています。専務賞は、2023年入社の坂本光咲さんが受賞しました。展示会のディスプレイも複数の社員に提案してもらったのですが、当時入社2年目の坂本さんの案が採用されました。日頃から営業しやすい環境をつくってくれていると実感しています。マーケティングの仕事もしつつ、POPを創る作業など、自分の仕事外のことも嫌な顔ひとつせず、黙々とやってくれている姿があったりします。営業のように数字でわかりやすい成果が測りにくいのですが、そういうのって周りはよく見ているじゃないですか。見えない成果ではありますが、他の人ではできないことをどんどん道を切り開いてくれてるというか、そういう積み重ねが評価されたんだと思います。
貴社における人材育成で大切にしていることは何でしょうか、お教え願います。
先ほどの受賞の話も、当然、彼女たちの努力あってのことなのですが、和歌山大学で学んだ基礎力が活きていると思うんですよね。
坂本さんが入社してきて、1年目のフォローアップ研修を実施したんですよ。そのときに「練習になるから、テーマは何でもいいので、提案書作成とプレゼンテーションをやってほしい」とオーダーしました。すると、そのテーマに「ゼミで学んだこと」を選んできたんですよね。予想以上のクオリティで提案書も作成してきて、プレゼンテーションもとても上手だったんです。「え?そんな研究してきてたん?」「え?そんなことまでできるの?」みたいな感覚がありました。よくよく聞くと、ゼミの先生が結構厳しかったみたいで。そういうのは、すごく重要かなと思います。
和歌山大学には何回かおじゃまして、講義の中で話をさせていただいたことがあります。講義を聴いている皆さんの姿勢が素晴らしかったです。チームになってワークを実施したこともあるのですが、皆さん、自然に真剣に取り組んでおられました。姿勢も含めて、引き続き、そういった教育をしていただけたらと思います。
貴社における人材育成で大切にしていることは何でしょうか、お教え願います。
失敗を恐れずチャレンジする姿勢を持つということを大事にしています。「やりたい!」ということは、どんどんすすめていきたいし、できる限りそういう場を設けようという考えです。
また、社内のコミュニケーションを促進していきたいと考えています。コミュニケーションを通じて、自身の主体性を大事にしてもらえたら…と。報告・連絡・相談はしっかりやってくれているし、協調性もあるのですが、そういう人をもっと育成していきたいと考えています。
社員が悩んでいることを相談できる窓口を置くことも大事かなと考えて、メンター制度を設けたり、ファイナンシャルプランナーに相談ができる制度もあります。メンター制度では、相談業務専門の方を配置していて、定期的に社員に声掛けをしています。会社として巻き込んでやっていかないといけないこと、会社として取り組んでほしい案件は共有してもらえますが、それ以外の話の内容は共有されないので、私たちは全く知らないんです。メンターという相談できる存在がいることで、安心につながるみたいですね。
福利厚生面で社員から一番評価が高いのが、そういった相談窓口があるということなんですよね。会社として「社員に寄り添う」ということを大切にしています。
その中で、社員からの声としてあがってきたのが「部署を超えて、若手だけでもコミュニケーションできる場をつくってほしい」ということでした。弊社には開発、営業、物流、調達など、さまざまな部署があります。そこで「Under-30」という制度を設けて、25〜30歳の社員を対象に、年に4回くらいミーティングをしようと思っています。「みんなでやっていこう!」という場を大事にしていきたいですね。

お忙しい中ありがとうございました。
〔肩書は取材当時のものです〕
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