みなさんこんにちは!
システム工学研究科 2年の谷口です。
5月を迎えてそろそろカーディガン男子には厳しい季節になってきました。
とはいえ、夏でもクーラーが苦手でずっとカーディガンは手放せない私です。

今回のブログテーマは「となりの主人公」
私は「協働教育センター(通称:クリエ)」の谷脇すずみさんにお話しを聞いてきました!

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まず、クリエとはどんな場所なのか。

クリエの歴史については前回、私が執筆したこちらのブログ記事
クリエイティブな大学生になろう!【ワダイの歴史⑤】
でも紹介しましたが簡単におさらいしますと、
学生が自分たちで積極的に「研究したい!」と思う熱い気持ちを実現するために
さまざまな力を貸してくださる場所です。

そんな私もクリエで活動し始めてなんと7年目。
谷脇さんにはずいぶんと長い間お世話になってきましたが
このたび少し改まってじっくりとお話しする機会をいただきました。

 

谷脇さんはクリエで学生たちの研究を支援するお仕事をされています。
クリエに来る前には企業の研究所で研究職をされていたとのこと!
専門分野はコンピュータネットワークに関する研究で、
企業研究所での研究の進め方などの手法・知識を大学生に伝えるために
クリエにいらっしゃいます。

ちなみにクリエでは研究支援だけでなく事務のお仕事もされているそうで
事務に研究に、とてもオールマイティーな方です!

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クリエでお仕事を始めて今年で10年目になる谷脇さんに
改めて「クリエとはどんな場所か」を質問してみました!

クリエとは、「学生の自主的活動を応援する場所」だと教えてくださいました。

続いて、「じゃあどんな応援をしてくれるんですか」と聞いてみたところ
「場所の提供はもちろん、パソコン・プリンタなどの事務機器、
工作をするための工具や工作機械の貸し出し、お金や技術(スキル)です」
と答えていただきました。

ちなみにこちらがクリエの工作室にある、金属などを加工する工作機械たちです。

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工場にあるような機械ばかりで、大学にあっても学生が自由に使えないことが多いですが
和歌山大学のクリエでは講習を受けるだけでいつでも自由に使うことができます!

クリエの応援の中でも私が特に注目したのは「技術(スキル)」の応援です。
和歌山大学にクリエが設立されて15年目になり、
他大学でも同じようなセンターが設立され始めていますが
和歌山大学のクリエが他大学に比べて珍しいのは
技術面を応援してくださる「シニアアドバイザー」の存在です。

現在、クリエには22名のシニアアドバイザーがいらっしゃいますが
その分野はモノづくりから建築、そしてなんと書道(!)に至るまで多岐に渡るそうです!
クリエといえばモノづくりのイメージが強かったですが
学生から「書道について深く研究したい!」と要望があれば
それに応えられるシニアアドバイザーの方がいらっしゃるということです。

 

さて、大学生はみんな講義を受けて「学び」とふれることになりますが
これらの講義と、それに対してクリエは何が違うのか谷脇さんに問いかけてみました。

その答えは
「クリエは学生が言いだしっぺになる」
でした。

確かに講義は、先生が開講して、学生が受講するものです。
一方でクリエは研究テーマも担当教員も学生自身が決めるので
「これを学ぶ」と最初に手をあげるのは学生なのです。

また、谷脇さんは「言いだしっぺになるにはとても大きなエネルギーが必要」
ともおっしゃっていました。
でも私は、クリエで言いだしっぺになって、
それを成し遂げることができれば、もっと大きなエネルギーを身に着けて
もっと大きなことに挑戦できるんじゃないかと思っています。

もうひとつ「クリエはクラブ・サークルと何が違うのか」という疑問を
7年間ずっと抱いていましたが、今回の谷脇さんへの取材でわかったことがあります。

クリエは同じ部屋で、全く違う目標を立てて活動している学生がたくさんいて
しかもみんなが密にコミュニケーションを取り合っています。
これは一般的な部活やサークルにない刺激だと思います。

例えるならば、野球とサッカーが同じグラウンドで練習していて
ホームベースにサッカーボールが転がってきたのを見て
「バットでサッカーボールを打ってみたらどうなるだろう」
という発想が生まれるようなイメージです。
もしかしたら、後世に残る新しいスポーツが生まれるかもしれません。
クリエとはそういう場所だと、この取材を通じて改めて知ることができました。

 

最後に、クリエで谷脇さんがどんな研究をしているのか伺ってみました。

谷脇さんはいま、スマホに搭載されている様々なセンサーを利用して
物理的な量(動き、光り、重さなどなど)を、目で見て感じることが
できるようなデバイスを作る研究をしているそうです。

体重計に乗れば、自分の体重が表示されますよね?
ああいった具合に、目には見えない「重さ」みたいな情報を
スマホを通じて人間が見えるようにする研究だそうです。

どういった用途に使われるのかはまだまだ謎ですが、
実現されればエンターテインメントが新たなステージの幕を開くのかもしれません...!

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大学の端にあって、なかなか立ち寄りにくい場所にありますが
とってもフレンドリーな谷脇さんのいらっしゃるクリエ!
エネルギーの大きそうな学生もたくさんいます。

ぜひ一度、足を運んでみてください!!