広島からこんにちは!今私はゼミ活動で広島にいます!
ゼミで今やってるのは戦争博物館の展示に関する調査で 実際に広島平和祈念館に行き、戦争博物館展示の今を確認しています。
そんな観光学部地域再生学科二回生橋井から 「ワダイの歴史」お送りします〜!
ゼミナールの歴史
ゼミナール(略称:ゼミ)の歴史は実は古く、 それは1812年ドイツのベルリン大学の古典学ゼミナールの設立が起源であるとされているそうです。
ドイツのベルリン大学は、政治家フンボルトらによって創設された大学です。
このフンボルトという人の考える教育制度は
今の時代でいう高校までの教育、ある程度知識を備えた教師がいてそういう人から一方的に教わったことを覚え考えるような教育ではなく、
大学では教師も学生もまだ解決されていない問題を扱い、絶えず研究することであるそうです。
参考にした文献の言葉を借りると 学生のやるべきことは 学ぶことではなく、
教師とともに研究すること、なんだそうです。 (研究するための学びももちろん必要です)
情報のある世の中
こういう「フンボルト理念」が おされてきたのも今の社会が情報の山なのかもしれません。
今でいえば、インターネットやSNSの普及で 地元のちっさいラーメン屋の閉店までわかる時代です。
こういう教師などから伝えられる情報だけじゃない、たくさんの情報から学生たちが日々疑問や意欲をもってそれが研究につながる、
フンボルトさんもそう考え、 新たな教育制度の必要性を訴えたのかもしれません、、、
和歌山大学観光学部の今
和歌山大学観光学部については以前の高橋、榎硲のブログで紹介させてもらっているので省きますね。
(リンクはこちら...高橋「観光学部を知る【ワダイの歴史➂】」、榎硲「観光学部って面白い!」)
和歌山大学には今、観光経営学科が8名、地域再生学科15名の教員がいます。
そして各教員はそれぞれにゼミをもち、観光学部の場合は2回生の後期までに各ゼミへの配属が決まります。
ゼミへは必ず第一志望が必ず通るわけではなく、成績などが加味されて正式な配属先が決定します。
そして私のゼミは「吉田道代教授ゼミ」なんですが、吉田先生は昨年の春に和歌山大学観光学部に来られたばかりで
つまり、私は吉田ゼミ1期生として今動いているわけなんです!
そのように、1期生として始まるゼミもあれば先生の大学の任期によって、もうゼミ生の募集もしないゼミもあるわけなのです。
学生の今でできることをたくさん
今や大学の中には学生のために教師は授業をするという学生を持ち上げるかのような授業を展開してるところも少なくないとききます。
でも始まりこそはともに謎に向かい、調べ、議論し知識を深めることを目的としゼミナールは開講されたのです。
私はまだゼミナールに所属して一年も経っていませんが「戦争博物館」を題材にし調査しているなど入った当初は思いもしていませんでした。
でもやはり調べていけばいくほど戦争という日本で今はないけれど過去に確実に被害にあいまた加害者としても立場があり、そしてこれからもしかしたら起こってしまうかもしれない内容です。
そんな内容を自分が今しっかり理解し自分の向かうべき方向を議論し話し合うことの大切さを今一度実感させられた気がしています。
世の中をこれから担うべき若者たちこそ しっかりと世間に目を向け、自分の周りで何が起こり自分が今何をするべきかを考え行動する力をつけること、そんな力をつけることができる
それがゼミナールの醍醐味であり最も重要視すべき事項ではないかと思いました。
《参考文献》
千葉 昭彦 著「今日の「大学改革」の可能性-潮木守-『フンボルト理念の終焉?現代大学の新次元』を読んで-」